子供から大人までみんなが大好きなメニューと言えば、やはりハンバーグではないでしょうか? しかし、ハンバーグと言えば「生焼け」が心配ですよね?過去の失敗が頭をよぎって、なんだか憂鬱になってしまうことも...。そこで、今回は、絶対に失敗しないハンバーグの作り方をご紹介します! ポイントはたった2つです。
これさえ押さえておけば、表面はカリっと、中はふわふわのジューシーな絶品ハンバーグが簡単に作れます。また、ハンバーグを焼いたフライパンで作る、旨味凝縮フルーティーソースの作り方もご紹介!このソースがハンバーグの美味しさを一層引き立ててくれるので、ぜひ作ってみて下さい。
合わせるワイン
Carnivor カーニヴォ 2012
生産国:アメリカ
タイプ:赤ワイン/フルボディ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
アルコール度数:14%
今回は肉専用ワイン「カーニヴォ」を合わせてみました。「カーニヴォ」は、重厚感があり深みのあるカベルネ・ソーヴィ二ヨン主体のフルボディの赤ワインです。
ワインをグラスに注ぐと、3年の熟成期間を経たにもかかわらず、若いワインの特徴である紫のトーンが見えます。原材料のぶどうの質の高さ、そして成熟度の高さが感じられます。カシスやブラックベリーのような黒系の果実、そして樽からの香ばしさ、バニラやカカオのような甘やかな香りとともにナツメグや胡椒のようなスパイスの香りを楽しめます。
口に含むとタンニンは細かく溶け込み、上品な丸みのある酸が楽しめ、余韻は長く続きます。ボリュームがありどっしりとしていながら、上質で非常にエレガントなワインです。
材料:4人分
ハンバーグ
合いびき肉 300g
塩 小さじ1/2
卵 1/2個
玉ねぎ 60g
食パン 20g
フライドオニオン 大さじ1/2
ナツメグ 小さじ1/4
胡椒 適量
ソース
りんご 40g
玉ねぎ 40g
コンソメ 小さじ1/4
ガーリックパウダー 少々
中濃ソース 大さじ2
ケチャップ 大さじ2
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1/2
赤ワイン 大さじ1
バター 10g
下準備
・玉ねぎをすりおろす。肉だねに60g使い、40gはソースに使う。
・食パンは細かくちぎり、肉だね用のすりおろし玉ねぎ(60g)と合わせておく。
・りんごをすりおろす。
作り方
【1】肉だねを作る。合いびき肉に塩を加えてよくこね、粘りが出たら残りのハンバーグの材料を加えてよくこねる。
【2】【1】を4等分し小判型にまとめて中央を薄くする。
【3】フライパンにオリーブ油を温め、【2】を焼く。両面に焼き色がついたらハンバーグの高さ1/3まで水を注ぎ、蓋をして水分がほとんどなくなるまで5分間ほど中火で加熱する。
【4】ハンバーグを取り出し、余分な油を捨てたら、空いたフライパンにすりおろした玉ねぎとりんごを入れて炒めるように煮詰める。その他のソースの材料を加えて混ぜながら3分ほど加熱する。ハンバーグを盛り付け、出来あがったソースをかければ完成。
ポイント
ポイントは、肉だねにすりおろし玉ねぎを加えること。炒め玉ねぎにしなくていいので手軽だし、玉ねぎの水分でジューシーにふっくらと仕上がります。もう一つのポイントは蒸し焼きにすることです。これで生焼けになる事はありません。
また、ハンバーグ作りの失敗ポイントとして、何度もひっくり返していると形が崩れてしまう事がありますが、この作り方であれば、表面を焼いた後に蒸し焼きにするので、ひっくり返すのは1回だけです。形も崩れることなく、綺麗なハンバーグが作れます。
まとめ
スパイシーさとフルーティーな風味を併せ持つ肉専用ワイン「カーニヴォ」に寄りそうように、玉ねぎとりんごをおろして加え、甘味のあるソースにしました。
カーニヴォとハンバーグの共通項は「甘みと深み」。どちらからも果実香を感じながら、マリアージュを楽しめます。ハンバーグを食べた後にワインをいただくと、ジューシーなお肉の甘味とりんごと玉ねぎのフルーティーなソースを、カーニヴォの黒系果実の香りと豊富なタンニンが引き立ててくれます。
フライパン1個で完結する簡単レシピです。ぜひ作ってみてくださいね。