ワインが好きな人は当然のことながら、ワインにそれほどまでに興味がない人でもその名前を知っているロマネ・コンティは、DRC(Domaine de la Romanée-Conti ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ)がリリースしている非常に高価なワインで、1本が100万円以上もします。
今回ご紹介するワインは、ロマネ・コンティを造っているDRCがリリースしている、手が届きそうな白ワインです。
ロマネ・コンティとは
ロマネ・コンティとはブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区のヴォーヌ・ロマネ村にある畑の名前です。特級畑に認定されており、それがそのままワインの名前になっています。
たった750mlのワインが100万円もする理由は、ロマネ・コンティという1.8haしかない素晴らしい畑と天候、そして生産者の絶え間ない努力の結晶、年間に約6000本しか造らないという希少性が絡みあった結果、このような価格が付くようになりました。
希少性が高い上に世界中のありとあらゆるセレブが買い求めており、購入できることが社会的地位を意味するというステータス的な意味合いもあり、これほどまでに語られるワインとしてそのトップに君臨しています。
知る人ぞ知る白ワイン
そんなDRCはロマネ・コンティの他に多くの特級畑を所有しており、その価格はどれも目が飛び出るほど高価なものです。
そしてリリースしている全8本のうち、唯一の白ワインであるモンラッシェは30万円以上もします。しかし、実は知る人ぞ知るDRCがつくるもう1本の白ワインが「ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ」です。
この白ワインは、DRCが発祥の地であるサン・ヴィヴァン修道院の跡地にある、DRCが所有している畑のブドウで造られています。また、サン・ヴィヴァン修道院を修復するために、売上金が使用され、パリの有名なワインショップ「ラヴィーニャ」と「カーヴ・ド・オジェ」のために瓶詰めされたワインです。
これはDRCのラベルではありませんが、たしかにラベルにはDRCの文字が書かれています。パリのカーヴ・オジェでの販売価格は40ユーロほどだそうで、日本でも輸入され30,000円前後で販売されているようです。
ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ・ブラン ラヴィーニャ 2011 DRC 白
Amazonで見るまとめ
DRCの特級畑のワインや特級畑のブドウのみを使ったヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュには手が届かないけれど、このカーヴ・オジェの白ワインだったら手が届きそうですよね。
いつかDRCのワインを飲みたいと思っている人は、まずはこのワインでDRC社の片鱗をうかがってみてはいかがでしょうか?