幼い頃の夏休みは、近所に住むおばあちゃんの家で、ほとんどの時間を過ごしていました。お昼寝をしたら、必ずかき氷を食べさせてもらえたので、かき氷食べたさに必死にお昼寝をしていました。今思い返せば、おばあちゃんの策略だったのかもしれません。
おばあちゃん家で選べるシロップは「カルピス」か「みぞれ」の2択。こどもの私は言うまでもなくカルピス。氷にかけても、見た目に変化がないみぞれには、どうしてもそそられませんでした。
色んな味のかき氷を食べましたが、私の心象風景に浮かぶかき氷はカルピス味。今でも蝉の声を聞くと、無性に食べたくなります。とは言っても、かき氷器なんて一人暮らしの部屋には置けません。ドン・キ・ホーテに行く度、かき氷器の前で足が止まりますが「買ってもドコに収納するの?そんな場所はありません!」と現実的な自分に叱られて、どうにも買えません。
しかし、そんな私に、解決策が! 先日、カルピスのCMを見ていたら「もみもみシャーベット」という、ジップロックにカルピスを入れて凍らせ、手で揉んでシャーベット状にするという技を紹介していました。
「これでいいじゃん!!なぜ今まで気づかなかったんだ〜」と目から鱗。「かき氷?」と聞かれれば、すこし違う気もしますが、今風に言えば「グラニテ」ですか!?正直もう凍ってくれてさえいれば何でも良いので、カルピスの原液を買って早速凍らせます。CM通り、簡単にカルピスシャーベット食べる事ができました。
カルピスシャーベットを作るにあたって、インターネットで調べていたら、ワインとカルピスのカクテルがあることを発見。それを凍らしたらワインとカルピスのシャーベットができるなぁ...と、完成イメージが膨らみます。絶対おいしいと確信したので、すぐさま準備開始です。
作り方は、ワインとカルピス(水で薄めたもの)を1:1の割合で混ぜ、お好みでフルーツを入れるだけ。あとは、もみもみシャーベット同様ジップロックに入れて凍らせたら完成です。
せっかくなので、赤と白の両方を作ってみる事にしました。 「お好みでフルーツを」とのことだったので、赤ワインにはパイナップルを、白ワインには白桃をそれぞれ入れました。(2つとも缶詰を使用)甘めが好きなので、缶詰のシロップも少し混ぜてみることにしました。
味は、やっぱり間違いありませんでした。非常においしいです。フルーツ缶のシロップを混ぜたのも大正解。カルピスとフルーツ缶の甘さが効いて非常に食べやすいです。そして、最後にワインの風味が口の中に広がるので、甘さがリセットされ、エンドレスに食べ続けられてしまいます。 しかし、あまりの口当たりの良さに、お酒ということを忘れてしまいます。が、まぎれもなくお酒。急激に酔いが回ってきます。かき氷感覚で、お皿に山盛りにして食べちゃいけないんだなと学習。
そして、小さめのジップロックで少量ずつ作れば、ついつい食べ過ぎちゃうのを防止できるなぁというのも学習できました。
ぜひ皆さんも試してみて下さい。