今回ご紹介するチキン南蛮は、宮崎県の洋食屋で昭和30年代から作られていた賄い料理が原型となったもので、現代でも大人気のお料理です。
カリッと揚がったチキンを甘酸っぱい南蛮だれに漬けて、タルタルソースをかけるボリュームたっぷりの一品です。酢は疲労回復にも役立つので夏におすすめです。
ただ……揚げ物が夏のキッチンにはツライところ。しかも1~2個のゆで卵のためにお湯を沸かすのも躊躇われます。そこで、火を使うのはたった5分の方法を考えました。
涼しいキッチンで、美味しい物を楽しく作ってワインとともに楽しみましょう。
材料:2人分
鶏むね肉 1枚
塩・胡椒 適量
グリーンカール等 適量(付け合わせ用)
衣
薄力粉 大さじ1
片栗粉 大さじ1
卵 1/2個
水 大さじ1
サラダ油 大さじ3
南蛮だれ
醤油 大さじ1
酢 大さじ1
砂糖 大さじ1
タルタルソース
卵 1/2個
牛乳 小さじ1
マヨネーズ 大さじ3
ヨーグルト 大さじ2
細ネギ 2本
大葉 1枚
塩胡椒 適量
作り方
【1】鶏むね肉は皮を取り、幅2㎝長さ7㎝位に細く切って塩胡椒で下味をつける。
【2】ボウルに卵を溶き水を混ぜ合わせ、薄力粉と片栗粉を加えてよく混ぜ衣を作る。
【3】フライパンにサラダ油を熱し、衣を絡めた鶏肉を入れて両面を揚焼きする。(5分ほどで火が通る)
【4】南蛮だれの材料をボウルに混ぜ合わせ、油を切った鶏肉を熱いうちに加えてからめる。
【5】タルタルソースを作る。耐熱のカップに卵と牛乳を入れて混ぜ、700wのレンジで30秒加熱する。フォークで細かくほぐし冷ます。
【6】【5】に、マヨネーズ、ヨーグルト、みじん切りの細ねぎ、千切りの大葉、塩胡椒を加えて混ぜ合わせる。
【7】皿にグリーンカールを敷き、【4】の肉をのせてタルタルソースをかける。
いままでのチキン南蛮の作り方とここが違う
【1】お肉の形に一工夫 ヘルシーな鶏むね肉を火が通りやすいようにスティック状にカット。フライパンで揚げ焼きにするので、5分もあれば加熱完了です。
【2】すべてが同じ割合のシンプルなタレ 醤油、酢、砂糖は1:1:1で混ぜ合わせて作ります。覚えやすくて簡単ですね。
【3】レンジで作るタルタルソース チキン南蛮に欠かせないタルタルソースも手作り。ゆで卵を作るのは15分ほどかかるけれど、レンジで作ると30秒でできるのです。
お料理のアレンジ&合わせるワイン
鶏もも肉を使うと、もっとボリュームのある仕上がりになります。カジキマグロ、マグロ、あんこうなど、食感が肉に近いお魚を使うのも美味しいです。濃い目の味付けで、冷めても美味しいのでお弁当のおかずにもおすすめですよ。
ワインは軽めの赤ワインを少し冷やして。爽やかな酸味のあるワインは、甘酸っぱい南蛮だれによく合います。美味しい物を楽しく手軽に作って元気な夏をお過ごしくださいね。