住宅地にできた都市型ワイナリー「深川ワイナリー」を訪問しました!

2016年8月、東京の下町、門前仲町にある「深川ワイナリー」が初めて完成したワインを販売したというニュースを聞きました。

ワイナリーといえば長野や山梨などにあり、広大なぶどう畑や大きな醸造所や貯蔵場がありますが、最近は住宅街やオフィス街にワイン醸造所を作り、フレッシュなワインを提供する都市型ワイナリーが増えています。

今回ご紹介する深川ワイナリーは都内で3番目にできた都市型ワイナリーです。住宅街にワイナリーを作り、お客様に喜んでいただける、そして共有することができる「コト創り」をしたいというビジョンを掲げる「深川ワイナリーさん」の魅力を伝えるべくお話しを伺いました。

都内の住宅地にあるワイナリー

門前仲町の駅から徒歩5分、国道から脇道に入って50メートルほど歩くと「ワインマン」がデザインされたオレンジののれんが見えてきます。通りには「見学大歓迎」の看板があり、インターフォンを押すと広報の関口さんが笑顔で出迎えてくれました。 醸造家の上野さん、社長の中本さん、関口さん

ワインの造り手の思い

造っているワインのことや都市型ワイナリーの魅力、目指すところについてお話を伺いました。 深川ワイナリーさんでは、ステンレスタンク5台の他、蓋のない開放型のタンクも使ってワインを仕込みます。取材時にはデラウェアとキャンベルスが醸造されているところでした。

深川ワイナリーで造られているワインは、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの3種類で、辛口がメインです。ブドウは、山形県のブドウ農家さんとのつながりがあるため、山形県産のブドウを中心に日本各地のワインを造っています。 デラウェアから白ワイン、また、ロゼワインは、キャンベルスを使用しているとのことでした。これらのブドウ品種は我々日本人が食用として慣れ親しんできたブドウなので、DNAに働きかけ、ホッとする味わいに感じさせるのです。他にも長野県塩尻・松本産のナイアガラやコンコードも使用しているそうです。

また、これからは国産のマスカットベリーA、シャルドネ、メルローといった品種でも造っていきたいとのことでした。これらのぶどうは山形産及び他地域の予定ですがまだ決まっていません。 シャルドネは9月中旬に山形より到着し、仕込み済みです。

都市型ワイナリーは春から秋にかけてはオフシーズンになりますが、今年は南半球から買い付けたシャルドネ、カベルネソーヴィ二ヨン等で、約200本のワインが試験醸造されました。 試飲コーナーでは、ナイアガラの無濾過ワインをいただきました。りんごや梅のような涼やかな香りと、無濾過由来のふくよかな旨みが感じられます。和食を引き立てるワインです。

都市型ワイナリーの目指すもの

この場所にワイナリーを作った理由を聞くと醸造家の上野さんは「人と出会えるから」と、目を輝かせてさせて答えてくれました。

深川ワイナリーは、ブドウの収穫時期には、地元のお客様などと一緒に、ブドウをプレスしタンクに入れ醸造をするイベントも開催します。

また、結婚を前にした新郎新婦による初めての共同作業として醸造体験をし、そのワインを引き出物にしたり、家族の記念日に自分が醸造に加わったワインをプレゼントする、といったことが可能なワイナリーです。「ワインをもっと身近に感じてもらいたい」というワイナリーの皆さんの思いが伝わります。

まとめ

近所のワイナリーに立ち寄り、1杯100円の試飲ワインを楽しんで今日の晩御飯に飲みたいワインを買って帰る。

ワインと一緒にワクワク感もセットで楽しめるなんて、とっても素敵な場所ですね。私が近所に住んでいたら、通りかかるたびに見に行きそうです。

住宅地に根付き広がるワイン文化。これからの深川ワイナリーから目が離せません。

SHOP INFORMATION 

名称:深川ワイナリー

住所: 東京都江東区古石場1-4-10高畠ビル1F

アクセス: 都営大江戸線・東京メトロ東西線 門前仲町A4出口 徒歩5分 JR京葉線 越中島 徒歩3分

電話番号: 03-5809-8058

公式サイト:http://www.fukagawine.tokyo/

清澄白河にある「九吾郎ワインテーブル」は深川ワイナリー直営のワインバルです。元鮨職人のシェフが作るワインに合うお料理を楽しめます。

九吾郎ワインテーブル

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料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

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