赤ワインで脂肪燃焼!?ポリフェノールの一種レスベラトロールがもたらす健康効果とは?

赤ワインはヨーロッパをはじめ、日本でも健康機能性の面でも注目され、さまざまな研究が行われています。注目されているのは「ポリフェノール」ですが、実は、「ポリフェノール」は5,000種以上もの成分の総称です。

今回はそのポリフェノールの一種で、スーパーポリフェノールと呼ばれる「レスベラトロール」の嬉しい効果についてご紹介したいと思います。

赤ワインに含まれるレスベラトロールとは?

レスベラトロールとは、ブドウの果皮・葉・新芽・ピーナッツの薄皮、赤ワインなどに含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化物質です。

ポルフェノールには抗酸化作用があり、老化の原因といわれる活性酸素を除去する働きがありますが、その中でもレスベラトロールは強い抗酸化力があるスーパーポルフェノールといわれています。

2006年、米国ハーバード大学の博士たちが「肥満のマウスにレスベラトロールを与えたところ、長寿遺伝子が活性化され、肥満による影響が減少し寿命が延びた。」と発表して話題になりしまた。

また、日本でも、レスベラトロールによる「内臓脂肪の蓄積を抑制する効果」の研究がおこなわれており、レスベラトロールを含む赤ワインの成分は血液中や細胞内の遊離脂肪酸を減らすのに有効との発表もあります。

レスベラトロールに期待される効果

レスベラトロールはアンチメタボ、血管強化、糖代謝改善、抗ガン作用、肥満や認知症予防、加齢による眼病予防、ED予防などの効果が期待されています。現在、私たちが恐れている多くの病気を予防する効果があるのではないかといわれています。

また、レスベラトロールには長寿遺伝子のスイッチをオンにし、活性化する働きがあります。

長寿遺伝子とはだれもが持っている細胞で、老化や寿命をつかさどっています。普段はスイッチオフの状態になっている遺伝子を活性化してスイッチオンにすることで、酸化ストレスが減り老化の進行を遅らせることができるのです。

赤ワイン飲んでメタボ予防

ワイン以外にも含まれているレスベラトロールですが、ブドウ由来のものに多く含まれていることがわかっています。ぶどうの果皮、果汁、種子などすべてを使い、それらを発酵・熟成させた赤ワインは抗酸化力がとても強く、もっとも効果的にレスベラトロールを摂取できます。

長寿遺伝子を活性化させることで基礎代謝をあげ、脂肪細胞が増えるのを抑えます。また、インスリンの作用を高め糖尿病を防いだり、肝臓脂肪の分解を増加させ脂肪肝を改善し、メタボ予防にも役立ちます。赤ワインを飲むことでアンチメタボ効果が期待できるなんてうれしいですよね。

おわりに

レスベラトロールは、年代の古いボディのしっかりした渋みの強い赤ワインにより多く含まれています。赤ワインを選ぶ時に、渋みのあるオールドヴィンテージのものを選ぶと効果的です。

1日2、3杯の赤インを飲むとまったく飲まない人より老化防止やアンチメタボに効果が期待できそうです。

ただし、飲み過ぎは健康を害し、肝臓病などを引き起こすこともありますのであくまでも適量を守り、美味しく楽しく適量のワインを飲むことを心がけてください。

参考サイト:赤ワインに含まれる「レスベラトロール」を摂取すると太りにくい?

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おもてなしイタリアン・フレンチ料理教室 CARPE DIEMを南青山にて主宰。飲食店のメニュー開発やレシピ提供をはじめ、企業様の料理教室の講師など、様々な食の分野で活躍中。健康と美容・アンチエイジングを意識したレシピ作りも提案している。

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