これは知っておきたい!シャンパン(シャンパーニュ)を飲むときについ披露したくなる雑学5選

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日本はシャンパン輸入量が世界第4位だってご存知でしたか?輸入額だけに着目すると輸入量第3位のドイツを上回っているほどシャンパンが大好きな国なんです。

シャンパンとはフランス・シャンパーニュ地方でつくられたスパークリングワインのことです。限られた品種を使用し、瓶内二次発酵(シャンパン方式=トラディショナル方式)であること、5気圧以上あること、ブドウは全て手摘みであること、など法律で細かく造り方が決められており、それゆえに極上の味を造り出しています。

今回は、年末に向けてシャンパンを飲む機会が増えていく中で、ちょっとした小ネタとして使えるようなシャンパンの知識をご紹介したいと思います。

シャンパーニュ地方では非発泡ワインも造られている

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シャンパーニュ地方には5つの地区があります。黒ブドウが多く栽培されいるモンターニュ・ド・ランス地区、ムニエが多く植えられているヴァレー・ド・ラ・マルヌ地区、シャルドネを始めとする白ブドウが多く植えられているコート・デ・ブラン地区、コート・ド・セザンヌ地区、そしてロゼワインが有名で、栽培品種の8割がピノ・ノワールであるコート・デ・バール地区があります。

そう、シャンパーニュ地方はシャンパンばかり造っているわけではないのです。コート・デ・バール地区のリセ村で造られているロゼワイン「ロゼ・ド・リセ」、赤・白・ロゼワインをつくっている「コトー・シャンプノワ」もありますが非発泡ワインゆえなのか、あまり知られていません。

実はシャンパーニュ地方は、シャンパンの製法が普及する17世紀頃までは赤ワインの生産地として有名だったという歴史があるくらいなんですよ。

シャンパーニュの甘辛度を見分けよう

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ワインには甘口があれば辛口もありますよね。スパークリングワインについては、この甘辛度がボトルのラベルに表示されているために、見分けることができます。

シャンパンは製造過程で滓引き(おりびき)をした後に、その目減り分をワインと糖分でつくったリキュールで補います。この「門出のリキュール」の添加量によって以下のように甘辛度が決定されます。

・Doux 50g/l 以上(極甘口)

・Demi-sec 17-32g/l(甘口)

・Extra dry 12-17g/l(甘口) 

・Brut 12g/l以下(辛口)

・Extra brut 0-6g/l(極辛口)

・Brut nature、Pas dose、Dosage zero 3g/l以下(極辛口)

とは言っても、国内に流通しているものはBrutが多いようです。最近では極辛口であるBrut natureやPas dose、Dosage zeroが流行しつつあるので、見つけたらぜひ試してみてくださいね。

なぜヴィンテージ表記なしのものが多いの?

非発泡ワインの場合、ヴィンテージ表記がないものは安価なテーブルワインであることが多いですが、シャンパンの場合はその8割にヴィンテージの表示がありません。

シャンパーニュ地方は冷涼でブドウが熟しにくく、年によって収穫量にも違いが出てくるために味の均一化を図る上でノンヴィンテージのワインが基本となっています。各メゾンはその年に収穫したワインを基本に、良質な収穫年のブドウでつくったリザーヴワインを混ぜてつくり看板となるスタイルを確立します。この場合最低の熟成期間が15ヶ月と定められています。

では、一方でシャンパンでも収穫年があるものはどうしてでしょうか?それは、その年のブドウを100%使用し最低でも36ヶ月熟成されたシャンパンです。低品質なものをリリースすることはなく、各メゾンが自信を持って送り出すために特別な仕上がりとなっています。

中には「サロン」のようにヴィンテージ・シャンパンでしかも単一品種で良質な年にしかワインをつくらないというメゾンもあります。

シャンパンの値段の違いって何なの?

シャンパンは下は2,000円台から上はロマネ・コンティほどではないとは言え、高級メゾン、例えばサロンのシャンパンだと6万円台の値段がつけられています。 この値段の差は単に希少性だけではなく、様々な理由から発生しています。

まず、使用されている果汁がシャンパンには2種類あります。4,000kgのブドウから2,550Lのブドウ果汁が搾り取られますが、このうち一番搾りであるテート・ド・キュヴェが2,050L、そして二番搾りであるプルミエール・タイユが500L得ることができます。

しかし、プルミエール・タイユはテート・ド・キュヴェよりもどうしても質が劣ってしまいます。言うなればキリッとした酸が少なく、一方でタンニンが多めに含まれてしまうのです。これが使用されていたりブレンドされている場合はおのずとお値段も安くなるというわけです。

また、シャンパーニュ地方には17のグラン・クリュと42のプルミエ・クリュのコミューンがありますが、ここで産出されたブドウは質が高く、それを使用していることもお値段が高くなることの一つの理由です。

よく熟成したブドウから丁寧につくられたシャンパンはきめ細かい泡をつくりあげます。この泡の細かさやシルキーで滑らかな喉越しも結果的には値段の大きな違いの鍵を握っています。

他にも、大手メゾンであれば膨大な広告宣伝費を掛けている分、価格が上乗せされているという説もあります。

どの大きさのボトルが一番美味しい?

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シャンパンには基本的に200mlから15,000mlまでのボトルが使用されます。一派的によく目にする750mlのものはブテイユとその半分のものはドゥミ・ブテイユ、ハーフなどの名前で呼ばれています。

さらに小さな200mlのものはキャールと呼ばれ飛行機でシャンパンを注文したら出てくる大きさです。 一般的に瓶詰めされたシャンパンには味の違いはないと言われてはいるものの、瓶の中にできる空洞の広さが違い、そこに含まれる酸素量も違うために滓引き後の熟成の速度が違ってくるそうです。

そのような理由や、ドゥミ・ブテイユからジェロボアム(3L瓶)からは移し替えができない、つまりは熟成期間が移し替えされたものよりも長くなるという理由から美味しく感じる人が多いのですが、中でも瓶の中にできる空洞が狭いことからマグナム(1,500ml)の瓶がシャンパンの熟成に一番適しており、一番美味しくいただくことができるそうですよ。

これはサロンのディディエ・デュポン社長が「21世紀で最良だった2008年ヴィンテージは熟成できるマグナム瓶のみで詰める」と語っていることからも、その美味しさが窺えますよね。

まとめ

シャンパンはお祝いの席で振る舞われるイメージが強いですが、1日の終わりにちょっとした癒やしを得る手段としても世界中の多くの人から愛されています。

まだまだ高価なイメージがあり、実際決してお安くない値段はしますが、自分のお気に入りのシャンパンや逸話を見つけて楽しんでみてくださいね。

<参考> 『50語でわかる!最初で最後のシャンパン入門』山本昭彦 講談社 『2016 ソムリエ教本』日本ソムリエ協会

お酒と書籍をこよなく愛すワイン好きなライターです。ワインの魅力にとりつかれ、現在ワインエキスパートを目指して勉強中。「ワイン=敷居が高い」という既成概念を壊していきつつ、一緒にワインの楽しさを探っていきましょう。

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