乳製品メーカーが造るカマンベールチーズと本家フランスのカマンベールチーズは違うって知ってた?

日頃私達がよく目にするチーズと言えば、国内大手の乳製品メーカーが造るカマンベールではないでしょうか?スーパーへ行けば必ずといって良いほど売り場に並んでいますね。

しかし、日本で売られているようなカマンベールは、本家本元フランスのカマンベールとは製造方法が異なるため、見た目も味も随分違います。では、どのように違うのか、改めてその違いを確かめてみたいと思います。

ロングライフチーズとは?

日本の大手乳製品メーカーが造っているカマンベールはロングライフチーズです。

ロングライフチーズとは「包装後加熱殺菌済みナチュラルチーズ」のこと。つまり、熟成させたナチュラルチーズをプラスチック容器などに入れて密封し、加熱殺菌して造られたチーズです。 高温で殺菌されるので、チーズ由来の微生物は死滅し、酵素も失活するので、時間をおいても熟成しません。言い換えれば、賞味期限内なら、いつ開封しても食べごろの状態であるということです。

一方、フランスの伝統的なナチュラルチーズであるカマンベールは、製造後に加熱殺菌されないので、購入時もチーズ内には微生物が生きており、開封してからも熟成を続けます。ですから、熟成するにつれて、外観の白いカビは黄色みをおび、匂いも次第に強くなり、脂肪分の高いこってりとした濃厚なミルクの風味が増してくるのです。

ロングライフチーズの特徴

ロングライフチーズは、外観はきれいに成形されており、カビの生えたチーズの場合はカビが均一に生えそろっています。匂いはおだやかで、強い個性はありません。

熟成具合は程よく、冷蔵庫から出してすぐにカットしても、中身はやわらかい状態です。塩味も控えめでクセもなく、どなたでも食べやすいでしょう。尚、加熱殺菌しているので賞味期限は長く、概ね1年ほどあります。

最近はフランス産のロングライフチーズも輸入されており、白カビタイプだけでなくウォッシュタイプや青カビタイプもあります。

まとめ

日本人の味覚に合わせて造られている国産ロングライフチーズのカマンベールは、ワインやビールをはじめ、あらゆるお酒のおつまみに、こどものおやつに、そしてお料理にも使いやすく大変便利です。

ただ、ナチュラルチーズを食べ慣れた方なら、ロングライフチーズはちょっと物足りないと思われるかもしれません。そんな場合は、薄くスライスしてパンにのせ、オーブントースターで軽く焼いてみて下さい。とろりと脂肪分がとけ出して、熟成したチーズのような風味が味わえます。是非お試し下さい。

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ワインコーディネーター/ワインライター。
フランス留学後、ワイン専門店勤務を経て、ワインコーディネーターに。
飲み頃や旬を大切にワインとチーズの魅力を伝えるサロン「Wine Salon d’Ourse」主宰。飲食店や食のイベントプロデュースの他、ライターとしてワインやチーズに関する情報も発信している。
J.S.A.ソムリエ / C.P.A.チーズプロフェッショナル

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