秋から冬に旬を迎える牡蠣 は鍋に入れたり、味噌煮にしたり、大人気の食材です。「生の牡蠣にレモンを絞ってシャブリに合わせる」というのが定番の楽しみ方でしょうか。
牡蠣とシャブリはベストマリアージュというのが定説になっています。
シャブリとはフランス、ブルゴーニュ地方で作られる白ワインで、キリッとした辛口です。爽やかな酸味があり、ミネラル感も豊富なワインで、レモンを絞っていただく牡蠣に、シャブリの酸味はよく合います。
シャブリが生産される地域はキンメリジャンと呼ばれる、貝殻などからできている石灰質の土壌が広がっているため、ワインのテロワールにつながっているのです。海の牡蠣と、風味がリンクするわけですね。
今回は保存も利いて、「これを手作りしたの?」と驚かれるおつまみをご紹介します。フライパンで焼いて、オリーブ油に漬けるだけの簡単レシピです。 ワインにとっても合うので、ぜひ作ってみて下さい。
材料:作りやすい分量
牡蠣(加熱用)150g
白ワイン 大さじ1
オイスターソース 大さじ1
にんにく 1片
ローリエ 1枚
黒胡椒(粒)小さじ1/2
オリーブ油 適量
作り方
【1】1リットルの水に塩を大匙1ほど入れて塩水を作り、牡蠣を洗う。キッチンペーパーで水けを取る。 【2】テフロン加工のフライパンで、牡蠣を焼き付けるように炒める。 【3】白ワインを加え、アルコール分をとばす。 【4】オイスターソースを加えて混ぜ合わせる。 【5】粗熱を取った牡蠣、にんにく、ローリエ、黒胡椒を瓶に入れ、オリーブ油をひたひたに注ぐ。
牡蠣を炒める時には、あまり動かさず焼き目をつけましょう。3分ほど加熱してしっかり火を通します。オイスターソースの濃厚な風味が加わるので赤ワインにもよく合います。 牡蠣のオイル漬けは、ゆでたてパスタに合えるのもおすすめです。また、焼いたバゲットにのせるとお洒落なタルティーヌになります。漬けておいたオイルも、パンにつけたり、蒸した野菜にかけたり、全部美味しくいただけます。
クリスマスや年末年始のおもてなしに、ぜひ作ってみてください。