スペインバルでお馴染みのアヒージョ。弾けるオイルに入った具材と一緒にワインがすすみます。本場スペインでは「カスエラ」という直火にかけられる耐熱性陶器で作りますが、なかなか手に入らないので人気のスキレットで代用してみましょう。
具の旨みがたっぷり染み込んだオイルを、パンでぬぐって食べるのもアヒージョの醍醐味です。アヒージョを食べる時はパンを忘れないようにしましょう。パンはバターリッチな物より、バケットなどシンプルなパンの方が相性良いので忘れないように。また、今回のアヒージョは味わい濃厚なので、クルミやドライフルーツの入ったパンともよく合います。
材料:作りやすい分量
有頭エビ 4尾
ミニトマト 4個
A オリーブオイル 大さじ4
A 塩 小さじ1/2
B ニンニク 1片(みじん切り)
B 唐辛子 1本(輪切り)
作り方
【1】エビの下ごしらえをします。頭・尾・殻を取り除きます。エビの身は背側に軽く切込みを入れて背ワタを洗い流し、水気をきって食べやすい大きさにカットしておきます。 【2】スキレットにAと1の頭・尾・殻を入れ、中火で加熱。フツフツしてきたら弱火にし、3分ほど待ちます。エビの旨みがじんわりオイルに染み出します。 【3】頭・尾・殻を取り出し、Bを加え弱火で3分ほど加熱します。ニンニクは焦げやすいので、弱火でゆっくり。うっすら色づいてきたなと思ったら、すぐに【4】へ。 【4】エビの身とミニトマトを加え、軽くを混ぜます。具に火が通ったらパンを添えてテーブルへ。
エビは殻つきのまま入れても構いませんが、今回は美味しさと食べやすさを重視した作り方をご紹介しました。エビは身よりも、頭・殻・尾から美味しいだしをとれます。弱火でゆっくり、旨みをオイルに染み込ませます。
最近、有頭エビはスーパーでも見かけるようになりましたが、手に入らない時は頭のついていないエビで代用しても構いません。しかし、オイルを美味しくいただきたいなら、むきえびより殻つきがオススメです。
アヒージョはアレンジ多数
アヒージョの定番の具といえば、エビとマッシュルームですが、バリエーションは無限大です。なかでも私のお気に入りは「チキンとポテトのアヒージョ」です。柔らかいチキンとホクホクじゃがいもの組み合わせに、ローズマリーをプラスしたアヒージョも楽しんでみて下さい。
また、「レンコンとドライトマトのアヒージョ」は、カリカリ食感とトマトの旨みが染み込んだオイルがまた絶品です!たこ焼き器を使えば、いろんな具を少しずつ、保温しながら楽しめます。
合わせるワイン
海の近くで作られた"ちょっと塩味を帯びた"白ワインや、爽やかな塩味の辛口シェリーと一緒に合わせてみてください。白ワインがオイルを軽快にしながら、ほのかに甘い香りが心地よく感じるでしょう。ちょっとだけ、スペインの港町気分を味わえちゃいますよ。
手軽に作れるアヒージョをつまみに、素敵な晩酌タイムを楽しんでみませんか?