海外ではポピュラーな「チーズボール」は、クリームチーズに好みの具材を混ぜて丸く形作ったパーティーフードです。少しずつ崩して、クラッカーに乗せたり、パンに塗って楽しみます。
作る大きさは自由ですが、ソフトボールくらいの大きさに作ることが多く、その大きさに目を奪われます。テーブルにあるだけで話題になるので、パーティー料理にはぴったりです。
基本の作り方は、柔らかくしたクリームチーズに好みの具材を加えて丸く整え、お好みで周りにトッピングをつけるというもの。クセのないクリームチーズで作るので、どんな具材でも美味しくできます。
今回ご紹介するチーズボールは、カリカリして香ばしいナッツと、ハムとガーリックを混ぜて周りは爽やかなハーブをトッピングする2つのタイプをご紹介します。 ナッツ入りは、アメリカでよく見かけるアーモンドがトッピングされたチーズをヒントにしました。もう1つは、地中海に浮かぶ島「フランス領コルシカ島」にあるハーブをまぶしたチーズ「フル―ル・デュ・マキ」をイメージしてレシピを考えました。火も使わずとても簡単です。
材料:2個分
クリームチーズ 160g
くるみとアーモンド 各20g
塩胡椒 適量
ロースハム 2枚
ガーリックパウダー 少々
チリパウダー 少々
ドライハーブ 適量
【準備】
・クリームチーズを室温に戻し、2等分する。
・くるみとアーモンドをローストし、細かく砕く。
・ハムをみじん切りにする。
作り方
【1】クリームチーズをボウルに入れ、片方にはナッツの1/3量と塩胡椒を加える。 【2】もう片方にはハム、ガーリックパウダー、チリパウダーを加えて混ぜ合わせる。 【3】それぞれをラップに包み、丸く整えて冷蔵庫で5分ほど冷やし固める。(周りが固まればよい) 【4】周りにナッツ、ドライハーブをつけてなじませる。クラッカーを添えれば完成。
コルシカ島のチーズ「フル―ル・デュ・マキ」とは
ハーブをトッピングした方は、フランスのAOCチーズ「フル―ル・デュ・マキ」をイメージしました。
「フル―ル・デュ・マキ」は、フランスのコルシカ島産の羊乳チーズで、周りにハーブをまぶすデコレーションが特徴です。ローズマリー、サリエット、コショウなどがまぶしてあり、上には赤いトウガラシやジュニパーベリーがのっています。
羊乳チーズは、コクがあって甘みのある味わいが特徴なのですが、熟成感のあるチーズにハーブの強い香りが加わっています。軽い酸味と深い甘みのあるチーズに、周りにつけたハーブの風味が浸透して、美味しさを増しています。
アレンジ自在で、パーティーのお持たせにもおすすめ
チーズボールは材料もシンプルで、見た目に反して作り方はとってもシンプルです。持ち運びも楽なので、お持たせにもおすすめのレシピです。
今回は両方ともクリームチーズで作りましたが、ブルーチーズをブレンドしても大人の味になります。ブルーチーズ、ナッツ、蜂蜜などは相性が良いでしょう。また、デザート感覚の甘いチーズボールもおすすめです。クリームチーズに砂糖を大さじ1ほど加えて混ぜ、ドライフルーツやナッツ、チョコチップ、シナモン等のスパイスを加えて作ってみてください。
まとめ
クリームチーズの爽やかな酸味に合わせて、フレッシュでフルーティーな白のワインが良いでしょう。特にハーブの方は、ソーヴィニヨンブランや南仏の白ワインがおすすめです。ナッツの方は少し樽の風味のあるワインもよく合います。 丸く成型するだけでこんなにもかわいくインパクト大になる「チーズボール」をぜひ作ってみてください。