出典:https://www.millesime-bio.com/en
Millésime Bio(ミレジム・ビオ)は、フランスで有機ブドウ栽培が盛んなラングドック=ルシヨン地域圏の中心地で開催されるオーガニックワインの祭典です。今年のミレジム・ビオ2017は1月30日(月)から2月1日(水)の3日間、マルセイユ シャノン(Marseille-Chanot Exhibition Centre)にて開催されました。
ミレジム・ビオのはじまり
はじまりは1993年に南フランスのラングドック=ルシヨン地方有機ワイン関連業者協会のSudvinbio (exAIVB-LR)に加盟する一部の生産者によって開設されたこの見本市です。以来毎年1 月末に、モンペリエ市(南フランス)の展示場で、ネゴシアン、クルティエ、カヴィスト、ソムリエ、飲食・ホテル業者、輸入業者など、ワインの主要なバイヤーたちを会場に集めて開催されてきました。
ミレジム・ビオの特徴
すべての出展者は、全く同じ備品(クロスをかけたテーブル1台、陳列台1台、イス2脚、試飲用グラス、スピトゥーン(試飲したワインを吐き出すための容器)など)が供給されます。その理由は、ワインの展示技術ではなく、「ワイン自体」を評価し比較するためのものだからです。
また、ブースは、国、地方、呼称ごとにまとめられるのではなく、すべての国、地方、呼称が混ざり合うように配置されます。この特徴は、出会いと好奇心を掻き立てたいという主催者(AIVBLR)の強い希望によるものであり、一見分かりにくいように思われるかもしれませんが、標示と案内スタッフが会場で来場者に試飲の順路を案内します。
チャレンジ・ミレジム・ビオ
2008年より、「チャレンジ・ミレジム・ビオ」コンクールが、1月のミレジム・ビオの2ヶ月前の11月に開催されています。このコンクールにより、見本市出展者のワインの中から、最優秀ワインおよび品質と価格のバランスのよいワインを見出すことができるようになりました。コンクールの授賞式は見本市期間中に行われ、受賞ワインは「チャレンジ・ミレジム・ビオ・バー」で、無料で試飲できます。
編集者のコメント
オーガニック食材の世界的な展示会はドイツのBiofach(ビオファ)が有名で日本でもここ数年開催されています。オーガニックワインのミレジム・ビオもアジア圏でも開いてほしいですね!
基本情報
2017年1月30日午前10時から午後7時
2017年1月31日午前9時から午後7時
2017年2月1日午前9時から午後5時
・場所
マルセイユ展示場(マルセイユシャノン)
Rond-Point du Prado、13008 Marseille、France
アクセス方法はこちら
・出展者
フランス、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ブルガリア、チリ、ドイツ、ギリシャ、イタリア、ニュージーランド、ポルトガル、スロベニア、南アフリカ、スペイン、スイス、米国の16カ国から900社が出展します。
https://exposants.millesime-bio.com/en/rechercher(出展者検索サイト)
・食事 Aホールにて12時から3時までレストランが開かれます。
オーガニック食材のランチはこちら
バーはミレジアム・ビオ開催中開いています。
・ホームページ
https://www.millesime-bio.com/en/
https://www.facebook.com/Sudvinbio(facebookページ)