大人気!揚げずに作れるカンタン『ジューシー焼きチキン南蛮』

いよいよ春の行楽シーズン到来!お花見、ピクニック、新生活のスタートなど、春はお弁当の機会が増える季節です。お弁当作りの極意は、「持ち運びしやすい」「時間がたってもおいしい」「取りやすく、食べやすい」の3つの条件です。人気のおかず「からあげ」は、この条件を満たすお料理。定番料理には、定番になる理由があるんですね。

今回はからあげをひと工夫した宮崎の郷土料理、チキン南蛮に挑戦してみましょう。

ジューシーなからあげに甘酸とタルタルソースをからめた、贅沢な一品。チキン南蛮はボリューミーで男性に大人気のお料理です。本来は醤油・酢・砂糖・だしをあわせる南蛮酢を使いますが、ここでは手軽に作れるようポン酢で代用しましょう。

しかし、正直なところ揚げ物を作るのは面倒ですよね。残った大量の油の処理も大変ですし…そこで今回は、フライパンで焼く「焼きチキン」をご紹介します。ポイントはフタをしながら焼くこと。水分を循環させることでパサパサになるのを防ぎ、油の中で加熱したようなジューシーな仕上がりになります。

材料:2人分

鶏肉(もも) 1枚
塩 小さじ1/2
小麦粉 大さじ1
オリーブオイル 大さじ2
ポン酢 大さじ2~4
卵 1個
ピクルス 20g

A マヨネーズ  大さじ2
A オリーブオイル 大さじ1
A 塩コショウ少々

作り方

【1】鶏肉を一口大にカットし、塩をふって小麦粉をまぶします。ポリ袋に入れ、息をふっと入れて風船のようにふくらませ、フリフリすると均一に薄づきする上に、洗い物も減らせます。 

【2】フライパンにオリーブオイルを加えて熱し、【1】を焼きます。重ならないように並べて蓋をし、途中裏返しながら中火で7~8分。全体がパリッとし、こんがり色づいたら取り出します。 

【3】【2】にポン酢をからめます。ポン酢の分量は大さじ2~4。あっさり薄味がお好きな方は少なめに、しっかり濃いめの味付けが好きな方は多めに、お好みで調整してください。 

【4】卵は沸騰してから10分茹でて冷水にとり、殻をむいて粗みじんに。ピクルスも一緒に粗みじんに刻みます。Aと一緒に混ぜてタルタルソースの完成。タルタルソースにはオリーブオイルを加えると、風味をまとめてワインコンシャスに仕上がります。盛り付けた【3】にたっぷりかけて、出来上がり。

ワインをあわせるなら、シャルドネなどコクの深い重めの白ワイン、ロゼワインあたりがピッタリです。ポン酢の量を多めにして作ったなら、CAVAなど泡が元気なスパークリングワインを、キンと冷やして合わせるのも楽しいですよ。

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埼玉県熊谷市出身。両親在住のスペインにてスペイン料理を学ぶ。専門はスペイン料理、ワインにあわせたマリアージュ提案。著書「フライパンひとつで作る絶品パエリア」「5分でできた!」シリーズ全7冊「2ステップレシピ」他。

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