「お家でバルのおいしさ」をコンセプトにした、ワインによく合うグルメ缶詰、アライドコーポレーション”家バル”シリーズ。
鶏肉とオリーブのトマト煮、ポークパテ、ムール貝のスモーク、牛肉とトマトの赤ワイン煮など、スペインバルで人気のタパス(小皿料理)をイメージした14品をラインナップ。
その中から今回は、筆者の一番のお気に入り「タコのアヒージョ」をご紹介します。
タコのアヒージョは、オリーブオイルにニンニクと唐辛子を加え、タコを加えてコトコト加熱するお料理。作り方はいたって簡単ですが、タコは加熱するとどうしても硬くなってしまうのです。
柔らかに仕上げる為には、
上質なタコを加熱前にたたく
一度冷凍して細胞を壊す
ネギと一緒に弱火で下茹でする
などいろいろありますが・・・いずれにしても、レストランでいただくあの柔らかな食感には程遠いのです。
家バル・タコのアヒージョのタコは、柔らかすぎる!とつぶやきたくなるほど柔らかで、しっかり濃厚な旨みに驚かされます。ガッツリ効かせたニンニクと唐辛子の辛み、しかしそのインパクトにタコの旨みの濃さが負けていません。
アヒージョの醍醐味を堪能するなら、やっぱりアツアツが一番。箱入り缶詰は、缶にシールなどが一切ないので、蓋をあけてそのままガス火にかけられとっても便利。旨みたっぷりの絶品オイルは、一滴でもふきこぼしたくない!缶の底から炎がはみ出さぬよう、火加減は慎重に調節しましょう。器に移したりせず、気取らずそのまま楊枝でパクパク。グルメ缶詰の醍醐味を実感できます。
ひと手間かけてアレンジするなら、温野菜やパスタに和えたり、バゲットにのせたりと、素材缶として使うのも手。私のイチオシは、茹でたジャガイモにスープごとかけ、フォークの背で潰しながらいただくガリシア風。柔らかなタコとマッシュポテトのコラボに、最後に残るピリッとした辛さが後を引きます。
シーフードには白ワインをあわせるのがセオリーですが、家バル・タコのアヒージョは辛みのインパクトが強いので、赤ワインの方が合わせやすそうです。軽すぎず、重すぎず、ミディアムボディのカベルネソーヴィニヨンなど、コンビニクラスの物からチョイス。ちょっとひねって、甘口スパークリングワインを合わせても楽しいですよ。