通年食べられる野菜が増えている昨今ですが、それでも“旬“を実感させるものが多い春野菜。菜の花、そら豆、そして春キャベツ!秋に蒔いて春に収穫。新ものとして3月下旬から5月上旬にかけて出回り、通常のキャベツと比べ、小ぶりでふっくら丸みのある春キャベツは、まさに今が旬です。葉の巻きがゆるく、甘みがあってみずみずしい葉はとってもやわらか。サラダや浅漬けなど、やわらかな食感を生かした食べ方にピッタリです。
今回ご紹介するレシピは、この時期だけのお楽しみ、春キャベツを大胆に焼いたステーキ。芯を残したまま豪快に、ただただキャベツを焼くだけというシンプルレシピ。蓋はせず、焼き時間も短時間にして、あえて半生状態に仕上げるのがポイントです。こんがり焼けたキャベツの表面と、シャッキリみずみずしさの残った内側の両方を味わうお料理。キャベツの甘味が凝縮され、芯まで美味しくいただけます。
材料:2人分
春キャベツ 1/4個
ウィンナー 4本A マヨネーズ 大さじ1
A オリーブオイル 大さじ1
A 粒マスタード 小さじ1
A おろしニンニク 1/2片
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
作り方
【1】キャベツはバラバラになってしまうと作業しにくいので、芯をつけたままのくし形に切ります。包丁の基軸をずらさず切るのは難しいので、刃先を芯の部分から入れるとうまくいきます。
【2】フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、キャベツを置きます。蓋はせず、そのまま中火で1~2分焼きます。
【3】裏側に焼き色がついたらそっと返し、全体に塩をふります。ここでウィンナーも加え一緒に、中火で更に1~2分焼きます。
【4】器に盛り付け、よく混ぜたAをかければ出来上がり。ステーキのように、フォークとナイフで切りながら召し上がれ。
ソースはお好みでアレンジしてみてください。アンチョビと生クリームでバーニャカウダ風、ツナ缶とマヨネーズを混ぜたツナマヨ、市販のミートソース、田楽風の甘味噌・・・更にシンプルに、塩とオリーブオイルだけ、パルメザンチーズだけでいただくのも美味しいですよ。
ワインをあわせるなら、ほんのりハーブのニュアンスがあり、フルーティーでキリリとシャープな味わいの白ワイン。ソーヴィニヨン・ブランやベルデホなどがオススメです。ワインの爽やかさがソースのようになり、春キャベツのみずみずしい甘みがクローズアップされ、心地よい余韻を楽しめますよ。