春は美味しい食材がいっぱい!!ということで、ヨーロッパで春を告げる味覚、ホワイトアスパラを使ったレシピを紹介します。
ドイツではホワイトアスパラを「シュパーゲル」と言い、4月中旬~6月中旬だけ楽しめるそうです。今頃、市場にはたくさん並んでいるんでしょうね~。
ドイツではシュパーゲルにシルヴァーナーというのは定番の組み合わせ。今回合わせるシルヴァーナーの産地でもあるゾンメラッハは、ホワイトアスパラの産地としても有名なんですよ。想像するだけでワクワクして、今からマリアージュが楽しみです♪
合わせるワイン
ゾンメラッヒャー・カッツェンコップ ジルヴァーナ Q.b.A. トロッケン
生産地:ドイツ、フランケン地域
タイプ:白ワイン(ミディアムボディ)
品種:ジルヴァーナー100%
ついつい手に取ってしまいそうな可愛いラベル。畑名はカッツェンコップ=猫の額。つまり、猫の額程狭い畑から造られた希少なワイン...きっと目が行き届いた畑で造られたという事なんでしょうね。
ボトルは「ボックスボイテル」と呼ばれる個性的な形をしてまして、古くからフランケン地方で使われています。狩猟民族であったドイツ人が狩りに行く際、持っていった水筒の形に由来するそうですよ。
フランケン ゾンメラッヒャー カッツェンコップ シルヴァーナー(ジルヴァーナー) トロッケン 2016 ゾンメラッハ 白
Amazonで見る材料:1~2人分
ホワイトアスパラ 1束
ゆで卵 1個
レモン汁 1カット分
塩 少々
オレンジソース
オレンジジュース 200g
白ワイン 10g
塩 2g
サラダ油 90g
作り方
【1】オレンジソースを作る。オレンジジュースを鍋に入れる。1/5の量になるまで煮詰めて、冷ましておく。
【2】【1】に白ワインと塩を入れる。次にサラダ油を混ぜながら少しずつ加えていく。※余ったオレンジソースは、サラダやカルパッチョにも使えます!!
【3】ゆで卵は、みじん切りにしておく。ホワイトアスパラは、穂先2cm位下から、ピーラーで厚めに皮を剥く。皮を剥いたら、すぐに水につけておきましょう。※写真を参考にして下さい。
【4】鍋にたっぷりの水と塩少々、【3】で剥いた皮を入れて沸騰したら、アクを取る。
【5】まず、根元の方だけ4分程ゆでてから、穂先も入れて更に4分ゆでる。この時、皮を上からかぶせて、落し蓋の様にして下さい。穂先を入れて4分経ったら火を止めて冷まします。 ※茹で時間は根元を入れて4分、穂先をも入れて4分の合計8分となります。ゆで汁は、スープなどにしても美味しいですよ~。
【6】アスパラが冷めたら、適当な大きさに切り、オレンジソース適量(レシピは少し多めです)で和えてお皿に盛って下さい。最後に【1】で刻んだ卵をのせて出来上がり。パセリなどがあれば、乗せてあげると彩りがよくなります。
ホワイトアスパラは、とても柔らかくなっているのですが、シャキッとした食感が残っているのが嬉しい♪噛んだ瞬間、春を感じる新芽や若葉を思わせるような香りが広がり、ジューシーで淡白な味わいが溢れ出します。オレンジソースは、素材を生かすようにそっと寄り添い、卵はさらにまろやかにしてくれます。
そして、ワインを....とても華やかな香り。口に含むとフレッシュな果実味と柑橘系の爽やかな酸味。そして豊富なミネラルを感じるワインです。
ワインも、ソースの一部かと思うくらい一緒に体に溶け込んでいきます。これはもう言う事はありません!まさに王道のマリアージュ。感服いたしました。