外はパリパリ、中はとろ~り!微発泡ワインと相性抜群なチュニジアの人気スナック「ブリック」

夏が近づくとスパイスのきいたエスニック料理などが食べたくなりますね。
今年は中東やアフリカの料理が流行っており、都内ではイスラエルやレバノン料理のレストランも増えています。
中東やアフリカのお料理といえば、チリペッパーをきかせたチキンソテー、スパイスがほのかに香るサラダや炒め物、ケバブなどが有名ですが、辛いもの以外もたくさんあります。

今回ご紹介する「ブリック」は、チュニジアで人気の定番スナックです。三角形の見た目は、まるで大きな揚げ餃子のようです。


一般的なブリックの具材は、じゃがいもやひき肉が入ることが多く、卵を使うときは丸ごと1個入っています。
「パートブリック」という専用の生地もありますが、春巻きの皮を代用して、手軽に作ることができます。具材はシンプルにチーズとマスタードと卵を使い、より簡単で気軽に作れるレシピをご紹介します。

材料:2個分

春巻きの皮 2枚
スライスチーズ 2枚
粒マスタード 大さじ1
卵 2個
薄力粉 適量
オリーブ油 適量
イタリアンパセリ 適量

作り方

【1】春巻きの皮にスライスチーズをのせ、マスタードを塗る。

【2】薄力粉と水を1:1で混ぜ合わせてのりを作り、2辺に塗る。

【3】片手で軽く折りたたんでくぼみを作り、卵を入れる。

【4】折りたたみ、張り合わせて閉じる。

【5】フライパンにオリーブ油を多めに入れ、両面を揚げ焼きする。

【6】切って盛り付け、お好みでイタリアンパセリのみじん切りをふったら完成です。

卵を入れて包むときは、浅めのボウルにのせるなどしてくぼみを作ると、一人でも簡単に包むことができます。包んだら、皮に水分が染み込まないうちにすぐに揚げましょう。

揚げたてを切ると、チーズとマスタードがとろりととろけ、まろやかな味わいのソースになっています。具材は、いろいろとアレンジして楽しめます。飲むワインによってツナやハムなどを加えても楽しめますね。

半袖で過ごせる陽気が増え、冷たく冷やしたワインが美味しい季節になりました。

チーズや卵のお料理には、口の中をリフレッシュしてくれる微発泡ワインがよく合います。
皮はパリパリ、卵はとろ~りホクホク、チーズのソースがまろやかに絡まる、美味しくて食感も楽しいブリックは初夏のワインのおつまみにピッタリです。
シュワッと爽やかな微発泡でフルーティーな白ワインと一緒に味わってみてはいかがでしょうか。

暑い季節に元気の出る揚げ物のおつまみ。
今年の流行を意識して作る、目先の変わったブリックは、初夏のおもてなしにもおすすめな一品です。ぜひ作ってみてくださいね

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料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

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