お刺身を簡単3ステップで、アレンジ自在のカルパッチョに大変身!

陽射しの強い時期になりました。夏に向けて、これからますます暑くなるので、スパークリングワインや白ワイン、冷えたワインが美味しい時期です。合わせるおつまみは、火を使わず簡単に調理ができて、見栄えもするお料理の「カルパッチョ」がオススメです。

カルパッチョは魚介のものが多いですが、もともとは生の牛フィレ肉の薄切りを使ったイタリア料理です。誕生には諸説ありますが、ベネツィアのハリーズ・バーの創業者が常連客の為に作ったメニューで、生牛肉の上にパルメザンチーズや、ルッコラ、マヨネーズベースのソースをかけたものでした。

牛薄切り肉の赤、皿の白が、カルパッチョという画家の描く絵画に似ていて、バーの創業者が画家の名を料理名にしたと言われています。

カルパッチョは色々な素材で作る事ができます。今回は身近な魚のサクや、切り身で簡単にできるカルパッチョをご紹介します。今の時期、旬のカツオもオススメです。

材料

刺身用魚介(白身魚(鯛・ヒラメ等)のサク、カツオのサク等) 適量
オリーブオイル 又は ごま油 適量
塩 少々
その他あると良いもの(レモン、トマト、玉葱、ハーブ等) 適量

作り方

【1】 魚のサクは薄く切り皿にずらして並べます。

【2】 オリーブオイルを適量かけます。

【3】 塩を少々上から散らすようにしてふります。これだけも美味しいカルパッチョの出来上がりです。更にレモンを絞ってふりかけても、さわやかな味わいになります。

アレンジ1

トマトの粗く切ったもの、オリーブオイル、塩、にんにくすり卸し混ぜたものを上にのせ、バジルの葉を添えると色合いも綺麗です。

アレンジ2

オリーブオイルのかわりに白ごま油をかけ、ゆかりを少々ふると和風のカルパッチョになります。

アレンジ3

旬のカツオを使ったカルパッチョ

①カツオを薄くスライスし、白ごま油をかけ塩を少々ふります。生姜の千切りをのせます。

②カツオを薄くスライスし、白ごま油をかけ塩を少々ふります。白すりごまと青葱を散らします。

合わせるワイン

JACOB'S CREEK「わ」

【タイプ】スパークリングワイン 白辛口
【原産地】オーストラリア

「銀座 寿司幸」四代目の杉山衛氏と「割烹日本橋とよだ」五代目の橋本享氏、二人の和食の匠と「ジェイコブス・クリーク」が共同でつくった和食に合うスパークリングワインです。

細やかな優しい泡立ちで、グレープフルーツや青りんごのような香り、穏やかな酸味でフルーティーな味わいで心地よい甘味を感じます。フレッシュ感もあり喉ごしはすっきりしています。

天ぷら、刺し身、鍋もの、和食全般、繊細な味わいの茶わん蒸しにも寄り添えて楽しめます。

最後に

カルパッチョは盛り付け次第でテーブルも華やかにしてくれます。ホームパーティーの時は、白身魚、赤身のマグロや帆立貝等、2~3種の魚介を盛り合わせると豪華にみえます。淡白な白身の魚は野菜と合わせて。青背の魚はごま油で少しパンチをきかせ、上にトッピングするものを少し変えるだけで色々な味を楽しめます。

軽めの白ワインなら、レモンやトマト、ハーブと合わせましょう。、シャルドネ系の白ワインやロゼなら、上にピンクペッパーや黒こしょう、白すりごまを散らすと美味しくいただけます。その日に飲むワインに合わせてオイルや、トッピングするものを変えるといろいろなzれんじが楽しめます。

これからどんどん暑くなり、食欲がない時にもおすすめのカルパっチョ。冷えたワインのおつまみとして、ささっと作ってワインと一緒に楽しんでみてください。

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料理研究家。東京世田谷で少人数料理教室サロン・ド・ルージュを主宰。日本ソムリエ協会認定ソムリエ、利き酒師、栄養士。身近な旬の食材で家庭でも作りやすい料理を提案。 お酒全般好きで、ワインも大好き。 得意料理は家にある食材でササっと作るお酒のおつまみ。 家に人が集まる機会が多く、家ワインとおつまみで楽しんでます。

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