NYのレストラン「MARKT」のムール貝(カレー味)を再現!

日差しが強くなり、夏を思わせるような陽気になってくるとキリリと冷えた白ワインが飲みたくなりますよね。それと同時に思い出す、白ワインにピッタリの大好きな料理があるんです。

ニューヨークでの出会い

以前、旅行でニューヨークを訪れた際に、ニューヨークに住む友人に案内してもらったレストラン「MARKT」。こじんまりとした佇まいながらも洗練されていて、店内でくつろぐ客たちはとってもオシャレな若者たちが食事を楽しんでいました。

このレストランはベルギー料理のお店で、特に人気なのがポットでサーブされるムール貝なんです。ベルギー料理専門なだけに、ベルギービールと一緒に楽しむのもいいのですが、ワイン好きの私は迷わず白ワインを選んでしまいました。

ムール貝はトマトソースやワイン蒸しなどの他に、「カレークリーム味」というものがありました。トマトやワイン蒸しは何となく味の想像が出来るのですが、カレークリームは未知の世界だったので、あえて、このムール貝を挑戦!

登場してきたのは大きな鍋にタップリ入ったムール貝。付け合せはカリカリのフライドポテトは、マヨネーズでいただくのがベルギー流です。周りのニューヨーカーは、フォークなどを使わず、ムール貝の殻を上手に使って、身を挟んで食べていたので、それに習って食べてみました。

さてさて、カレーとムール貝の相性はというと・・・これがビックリするほど合う!!カレーのスパイシーな香りが貝の臭みを見事に消して、生クリームと合わさるとコクが出てとても美味しいのです。

ベルギー料理なのにカレー風味のムール貝。

不思議なマッチングがなんともニューヨークらしく、私の忘れられない味となったので、ムール貝を手に入れて自宅でその味を再現してみました。

材料:2人分

ムール貝 400g

白ワイン 50cc

生クリーム 1/2カップ

カレーパウダー 小さじ1

顆粒コンソメ 小さじ1/2

にんにく 1片

イタリアンパセリ 適量

作り方

【1】鍋によく洗ったムール貝を入れ、ワインを加えて蓋をして蒸します。

【2】全ての貝が開いたら、カレー粉と生クリームを合わせたものを鍋に加えて一煮立ちさせます。

【3】火を止めて、おろしにんにくと隠し味に顆粒コンソメを加えて軽く混ぜます。

【4】刻んだイタリアンパセリを散らして完成です。

キンキンに冷えた辛口の白ワインとの相性も抜群で、とっても幸せな休日のブランチです。また、カレークリームソースはバゲットにつけて食べても最高に美味しいですよ。

天気のいい週末は狭いベランダにテーブルを置いて冷たく冷やした白ワインと共にこの料理をいただきながら、ニューヨークの思い出に浸るのでした。

神奈川県生まれ。現在は東京を拠点に雑誌、Webメディア等の執筆活動中。20代後半からワインの楽しさに目覚め、ワインの楽しみ方も伝えています。

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