梅雨バテという言葉を聞いたことはありますか?湿度の高い梅雨の季節に入ると、なんとなく体が重いダルいと感じる、気候の変化に体が追いつかない状態を表す言葉です。
この体の不調を解消するためには、食事でスタミナをつけることが何より大切。スタミナをつけてくれる食材といえば「にんにくと豚肉」の組合せは最強と言えるでしょう。にんにくのアリシンと豚肉のビタミンB1が結びつくことで、相乗効果で強力な活力の素に。糖をエネルギーに変えてスタミナをアップする体作りをし、根本から改善してくれます。
豚バラと焼肉のタレ、この組み合わせは、もはや"ずるい"領域の満腹スタミナ飯。今夜はワインと一緒に楽しめるスタミナ料理で、体と心と癒してあげましょう。
材料:1人分
豚肉(バラ薄切り)80g
ごはん 200g
焼肉のタレ 大さじ2~3
卵黄 1個分
刻みネギ 適宜
【1】豚肉は食べやすい大きさ(3cm程度)にカットします。
【2】フライパンに豚肉を並べ(油なしでOK)、中火で加熱。2~3分たったら一度返します。ここで豚肉をしっかり焼いて、ごはんに旨みをうつす準備をします。
【3】豚肉が脂を出しこんがり焼き色がついたら、焼肉のタレを加え中火で軽く煮詰めます。タレの分量は味付けの濃さ、お好みや体調に合わせて調節してください。
【4】ごはんを加え、タレを絡めながら焼いていきます。ガチャガチャいじらず、フライ返しや木べらで時々裏返すように焼くと、粘りが出すぎずパラリと仕上がります。
均一になったら器に盛り付け、お好みで刻みネギを散らします。中央に卵黄や温泉卵を落とせば、更にスタミナアップ!お行儀など気にせず、豪快に混ぜていただきましょう。
疲れている時は、ワインも軽やかな白を選びたくなりますが、今回の料理に合わせるなら赤ワインがお似合いです。オールマイティーに合わせられますが、迷ったら焼肉のタレの個性に合わせると良いでしょう。
「甘口のタレ」なら果実味豊かで軽やかな飲み口のピノノワール、「スパイスの効いたタレ」なら負けない力強さのあるカベルネ・ソーヴィニヨンやシラーズ、「唐辛子の効いたタレ」なら辛味と相性の良いモンテプルチアーノダブルッツォやサンジョヴェーゼなどなど。私は黒い果実にほどよい渋みもあるグルナッシュを合わせるのがお気に入りです。