たまにはレストランでワインを…。少しだけリッチ感のあるフレンチのレストランで、ディナーを食べるシーンも大人になればあると思います。そんな女性を後押しする服装のマナーについて、気を付けておきたい点をまとめてみました。
ディナータイムにふさわしい服装とは
まずは用意したその服装が、そのレストランの雰囲気・格に合っているかどうか...。
間接照明に照らし出された、シックでモノトーン調のレストランでは、やはり洋服を選びます。極端な事を書けば、真紅のドレスをまとって主役級にならなくても良いのです。しかしその雰囲気に自然に溶け込み、しかし1つだけキラリと光る。そんな洋服だとなお良いでしょう。
一方で、パーティードレスではやや頑張りすぎている感が出るレストランもあるかもしれません。光沢のある落ち着いた色のサックワンピースや黒や紺のシンプルなワンピース、総レースのブラウスにタイトスカートなど、綺麗な素材の、エレガントに見える洋服を選んでみてください。必ずしもスカートである必要はありません。
ノースリーブのワンピースの場合は、さっと羽織れる薄手のボレロやカーディガンを持っていくと、冷房対策としても、また接客などの雰囲気が思っていたよりもフランクな感じだった時にも役立ちます。
ディナータイムの靴とは
ディナータイムこそ、足元には一番気を配りたいものです。
サンダルやミュールは避け、ストッキングを履いてヒールのあるパンプスを履くのが正統な装い。オープン・トゥは判断が分かれますが、気になる場合にはやめた方が良いでしょう。そして意外に気づかれないポイントが、足音。ヒールが固い素材でできている靴は、硬質な木目の床ではカツカツという足音が…。静かな空間を演出しているディナータイムでは、悪目立ちしてしまいます。
モデルのような足さばきで颯爽と歩くつもりが、自信のないような歩き方になってしまったら残念ですね。事前に確認しておきましょう。
バッグはクラッチじゃなければダメ?
スマートに食事をするには、クラッチの方が良いとは思います。
席に付いたら、さっと腰に回せば良いのですから。もし食事をする前に用事があり、大きいバッグの方が都合が良いという場合には、クラッチをセカンドバッグにして、大きいバッグはクローク(または店員)に預けましょう。
ハンドバッグタイプで背に回らないほどの大きさであれば、店によっては足元にバスケットを用意してくれることがあります。 当然ですがどんな小さなバッグでも、机の上に置くのはNGです。
アクセサリーは付けていった方がいいの?
最近は洋服にビジューが付いているものがありますし、それだけでも豪華に見えるものです。それに、そもそも、アクセサリーまで求める店は多くありません。
ただ、ロングネックレスのように、食事をするときに皿にあたってカチャカチャ音がするようなことがないよう、配慮が必要なアクセサリーはあります。
さいごに
いかがでしたか。 ディナータイムは、お店のスタッフもお客様も含め、全員で雰囲気を作っているようなところがあります。初めてのお店ならなおのこと、なるべく無難な服装を選んでみてください。でも、装いを気にしすぎてお料理を楽しめなかったら本末転倒。
「これくらいなら大丈夫?どうなのかしら?」と判断に迷う部分があれば、レストランに聞いてみては。数万円のディナーコースを提供しているような高級店でなければ、ほとんどの場合は「どんな服装でも」という答えが返ってくると思いますよ。