今回は赤ワインにピッタリのビーフシチューを紹介します。
ビーフシチューと聞くと面倒そう!って思う方も多いかもしれませんね。実は私もそうでした。でもイギリス風のビーフシチューは切って煮込むだけの簡単な家庭料理。フランス風のお洒落なビーフシチューとは随分雰囲気が違うんですよ~。
シチューとは英語で「煮込む」という調理法のことなんです。だから肉じゃがのことも Meat and potato stew 「肉と芋のシチュー」って言います。ところでこの肉じゃが、この原型になったのがイギリス風のビーフシチューだとも言われているんですって!驚きですね。
今回はそんなビーフシチューを、大豆をたっぷり入れてライトでヘルシーなレシピに仕上げました。そして圧力鍋を使って時間を短縮します。
付け合せにはジェノバ風のグリーンペーストを乗せた、かりかりラスクを添えて。これがまた、シチューともワインとも相性抜群なんですよ~! ではさっそく作ってみましょう。
材料:4人分
牛肉 400g
水に戻した大豆 200g
たまねぎ 中1個
人参 1本
ズッキーニ 1本
セロリ 2本
トマト缶 1缶
ワイン 150cc
バルサミコビネガー 大さじ2
固形ブイヨン 1個
ローリエ 2~3枚
にんにく 1かけ
バター 30g
レモンの皮のすりおろし 大さじ1
パセリ お好みで
作り方
【1】オリーブオイルを引いたフライパンで、一口大に切った牛肉を焼き色がつくまでいためます。
【2】一口大に乱切りした野菜を軽くいためます。このときズッキーニは入れません。入れると煮崩れて跡形もなくなってしまいます。
【3】大豆、牛肉、炒めた野菜、ローリエ、ブイヨンを圧力鍋に入れます。そこにひたひたになる位のお湯を入れて、しっかり蓋をしたら1時間ほど煮込みます。
【4】一時間後、圧力が自然に抜ける待って、蓋を取ります。この時点で大豆は柔らかくなっていますが、お肉は少し硬さが残る状態です。
【5】そこにズッキーニ、トマト、赤ワイン、バルサミコビネガーを入れて更に30分ほど圧力をかけて煮込みます。
【6】二度目の煮込みが終わったら、自然に圧力が抜けるのを待って蓋を取ります。蓋を取ったまま更に10分ほど煮込んで、水分を少し飛ばして煮詰めます。
【7】仕上げの風味付けの準備をします。バター、刻んだにんにく、レモンの皮をフライパンで炒めます。ガーリックが軽く焦げてきたらOKです。 このとき、シチューにもっととろみを付けたい人は、ここで大匙1杯の小麦を入れて、一緒に炒めます。
【8】【7】をシチューの鍋に入れて混ぜて、塩で味を調えたら出来上がりです。後は器に盛って完成です。 ※お好みでパセリを乗せても構いません。
とろけるようなお肉とやわらか大豆のコラボ。 そこにレモンバターの爽やかな香りが食欲を誘います。 みなさんも是非、お家で簡単にできるイギリスの家庭料理を楽しんでくださいね♪