梅雨真っ只中!肌に汗が滲む季節は、すっきりと爽やかなワインが飲みたいですよね。店舗で常温保管されていたワインを購入した場合は、早急に冷やさないといけません。ワインを冷やすためには、冷蔵庫やアイスクーラーを利用する人が多いと思います。
今回は発売以降とても反響を呼んでいる、ル・クルーゼ社の「アイスクーラースリーブ」を使って、ワインが冷えるまでの時間を計ってみました。
アイスクーラースリーブとは?
アイスクーラースリーブは、冷凍庫で6時間ほど冷やしてワインボトルに被せると、18℃のワインを約10分で12℃程度まで冷やすことができるというものです。
このグッズ最大の利点は、アイスクーラーで冷やした際にどうしても避けることができない水滴や、それを拭わなければならない煩わしさから解放されることです。そして冷やし始めてから2~3時間は、冷えた状態を保持できるとされているため、ゆっくりワインを楽しみたい人にはぴったりのワイングッズです。
しかし日本の夏は暑く、この季節の室温は20℃台半ば。常温保管で売られているワインも多く、そのワインの温度は23℃ほどになっています。今回は、常温保管のワインをアイスクーラースリーブとワインクーラーで冷やして温度の下降を観察してみました。
室温24℃、ワイン22.5℃、湿度70%の条件で計測
実験は以下の条件で行いました。
・室温24℃、湿度70%
・ワインは室内で保管していたもので22.5℃からスタート
・ワインクーラーは家庭用の製氷機1.5プレート分の氷を入れる
・ワインはメキシコのスパークリングワイン「サラ・ビベ ブリュット」(トラディッショナル方式)750mlを使用
・温度計がボトルの充分な位置まで入らなかったため、ワインはカラフェに移し替える
・温度は2分ごと、温度の下降がストップするまで計測する
計測結果
計測時間 | ル・クルーゼ アイスクーラースリーブ | ワインクーラー |
0分 | 22.5℃ | 22.5℃ |
2分 | 21.6℃ | 20.6℃ |
4分 | 20.5℃ | 18.0℃ |
6分 | 19.6℃ | 17.5℃ |
8分 | 18.9℃ | 15.2℃ |
10分 | 18.2℃ | 14.4℃ |
12分 | 17.6℃ | 13.1℃ |
14分 | 17.3℃ | 12.5(氷が溶けきる) |
16分 | 16.9℃ | 11.8℃ |
18分 | 16.7℃ | 11.5℃ |
20分 | 16.5℃ | 11.1℃ |
22分 | 16.4℃ | 11.1℃ |
24分 | 16.1℃ | - |
26分 | 16.1℃ | - |
計測結果からわかる通り、アイスクーラースリーブはワインに優しく、ゆっくりと温度が低下していきました。
ル・クルーゼ社はフランスのメーカーであるため、商品は日本よりも平均気温が低い土地での使用を見越して開発されています。それ故、フランスよりもぐっと温度が高くなる日本の夏では、アイスクーラースリーブのみでワインの温度を下げようとすると、高温で美味しくいただけるフルボディの赤ワインやポートワイン以外は、もっと冷やしたい!と思ってしまうかもしれません。
ただし、アイスクーラースリーブは温度が下がりきった26分時点の温度から1℃上昇するまでに72分かかっており、高い保冷力が発揮されました。やはり日本の夏場においても、その利便性から使わない手はありません。
オススメの使用法
開栓する直前にアイスクーラースリーブに切り替えたら、水滴に煩わされるストレスから解放されて、気分良くワインタイムを過ごすことができるのではないでしょうか。かさばらずに持ち運びも便利なので、BBQなどのアウトドアでも活躍してくれそうです。