意外と知らない!レストランでのテーブルマナー

出典:神戸オリエンタルホテル

高級レストランに行くと必ず必要とされるテーブルマナーですが、その作法を身につけておいて損はないと思うので、基本的なテーブルマナーをご紹介します。

テーブルマナーは、仕事上での接待、恋人とのロマンチックなデート、どのようなシーンでも活用でき、尚且つ、あなたの好感度も上げられる、とても素晴らしいコミュニケーションの一つですのでぜひ覚えておいてくださいね。

レストランに入る時には

まずレストランに入る時にはレディーファーストが基本とされています。

お店のドアを開けて一人スタスタと歩いていくのではなく、必ず男性は女性をエスコートしてあげてくださいね。また、手荷物やコートなどはクロークに預けることがマナーですので、貴重品以外は席まで持ってくことは控えましょう。

また、案内されて席に着く時には女性から先に着席するようにしましょう。男性は女性が座ったのを見届けてから少し間を開けて着席するのがポイントです。この時、係りの人に椅子を押してもらったらテーブルと距離を開けすぎず、しっかりと背筋を伸ばして座ることを心掛けましょう。

テーブルセッティングをマスターする

ナイフとフォークが順番に揃ったセッティング方法は、実は世界共通の食事作法なんです。一つ一つに順番、用途がありますので、正しいテーブルマナーをぜひ覚えてください。

まず、置かれているナイフとフォークは全て外側から使用していくのが基本です。この順番は決して変わることはありません。

日本人は右利きの方が多いので、うっかり勘違いしてしまいそうになりますが、通常ナイフは右、フォークは左に持ちます。それぞれ背に人差し指を添えて軽く握る感じです。

フォークで押さえて、ナイフで切り分け、切り分けた食材をフォークに刺して口に運ぶのが基本の流れです。魚用ナイフは筆記具のように持って使います。スープ用スプーンは飲み終わったらお皿の向こう側に置きましょう。

また、食事を中断、また食べ終わった時のサインはナイフとフォークで示します。

中断の際はナイフとフォークを八の字型にしてお皿の上に置きます。この時不安定になり、テーブルや足元に落ちてしまわないよう気を付けましょう。

次に食べ終わった際には、ナイフとフォークを寄り添うような形にしてお皿の隅に置きます。この場合、例えお皿の中に料理が残っていたとしてもサインがあれば係りの方はお皿を下げてくれます。

ナプキンの使い方

ナプキンには「衣服を汚さないため」と「口元や指先の汚れを吹くため」の2つの目的があることをしっていましたか?

ナプキンの広げ方は、ナプキンは二つ折りにして折った部分から膝元に乗せるようにしましょう。実は襟元にかけるのはNGなんです。(着物は胸元に挟んでも可)。

ナプキンを使用する根本的な理由は、服を汚さないようにするためにありますので、膝元に乗せている部分で口や手を拭いたりするのはテーブルマナーとして良くありません。ナプキンで口元を拭く際は、必ず折った内側の部分を使うようにしましょう。

食事中に中座するときは、ナプキンは椅子の上か、背もたれに軽くたたんで置きます。お店出るときも軽くたたんでテーブルの上へ置くか、または背もたれにかけます。このとき、きちんとたたんでしまうと、食事が美味しくなかったというサインになるので、気をつけましょう。

さいごに

ちょっとした気遣いと心配りで、あなたと食事をする周りの人はもちろん、あなた自身も楽しい時間を過ごすことができるようになります。

ビジネスシーンやプライベートでも有効活用できるテーブルマナーをぜひ実践してみてくださいねっ♪

神奈川県生まれ。現在は東京を拠点に雑誌、Webメディア等の執筆活動中。20代後半からワインの楽しさに目覚め、ワインの楽しみ方も伝えています。

関連コラム

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されております。 Copyright © 家ワイン All Rights Reseved.