お店でチーズを頼むと、お皿に素敵に盛り付けられたチーズが出てきますね。一見難しそうに見えますが、少し工夫をすれば、自分でも素敵なプラトーを作ることができます。
チーズプラトーとは?
フランス語で「プラトー」は、お皿という意味です。
チーズプラトーは、主にチーズをお皿やカッティングボードに綺麗に盛り付け、見た目も楽しめるようにしたものです。パーティーや自宅で友人にチーズを提供する際、フォトジェニックなチーズプラトーはとってもオススメです!
簡単なものから高い技術まで
チーズをキューブ上にカットするだけでも、丁寧に並べればチーズプラトーの完成です!固すぎないチーズであれば、クッキーの型などでくりぬいて、簡単に可愛らしい形のチーズを作ることができます。シェーブルチーズの白さを生かして積み重ねると、ケーキのようになり、デザートプレートにもみえます。
日本では100g単位のカットチーズを見かけることが多いのですが、外国ではホールごとチーズが陳列されていることが多く、皆さん大きなカットで購入していきます。そんなホールチーズに、大胆な彫刻のチーズカットをするアートも見かけます。
どこに盛り付ける!?
一般的にチーズプラトーは名前の通り、プレートに盛り付けることが多いのですが、時にはルスティックブリーチーズなどに使われる箱を、再利用して盛り付けられたりします。もともとチーズの入れ物なので、相性はとてもいいですし、雰囲気が出ます。
修道士の頭という意味のテット・ド・モワンヌなどのチーズは、チーズの削り器「ジロール」でカットして、花びらのような形にするのが定番です。ぜひ自宅でのチーズプラトーにも採用して、花を咲かせてみてはいかがでしょうか。
また、和のデザインとコラボレーションして、お盆などにチーズプラトーを作っても綺麗です。切って丁寧に並べるだけでも、チーズを美しく見せることはできるんです!箸でいただくチーズもおつですね。
チーズプラトーを学ぶ
日本でもチーズプラトーの魅力が広がってきており、学べるスクールや、チーズプラトー検定2級・1級などの資格も登場しています!カットや盛り付けを学びながら、チーズの知識が増えていくというのも素敵ですよね。
・日本チーズアートフロマジェ協会
世界最優秀フロマジェコンクール2013で優勝した村瀬美幸氏が理事、2013年よりチーズを専門とするスクールを軸に食育事業部ザ・チーズルームを運営する金子敏春氏が代表理事を務める協会です。
https://cheeseart-fromager.jp/
・世界のチーズ専門店 オーダーチーズ
チーズのネット販売で有名な、世界のチーズ専門店 オーダーチーズさんでは、たくさんのチーズプラトーのテクニックをHPで紹介しています。
明日からすぐにできる、真似したくなる技が豊富なのでぜひ試してみてください。
http://www.order-cheese.com/user_data/plateau.php
チーズプラトーが購入できるお店
自分で学ぶのも良いですが、チーズ専門店の中にはチーズプラトーを販売しているお店もあります。パーティーの準備が簡単になるだけでなく、あるだけでテーブルが華やかになるチーズプラトーは、とってもオススメです。
・Fermier(フェルミエ)
チーズ専門店フェルミエでは、オーダーメイドでチーズプラトーの注文を受けています。ぜひイメージや、カラーテーマなどを伝えて、世界に一つしかないチーズプラトーを注文してみてください!個人のお客さんから飲食店のパーティーまで、幅広く対応しているようですよ。
・チーズ専門店 アルパージュ
チーズプラトーの注文ではありませんが、チーズプラトーをご自身で作る際に役立つチーズナイフや、チーズの花びらが作れるジロールなどのチーズ関連の機械が揃っています。ぜひ家に揃えて素敵なプラトーを作りたいですね。
http://alpage.co.jp/www/common/goods.htm
まとめ
フランスを中心に、ワインをサービスするソムリエ、ケーキを作るパティシエ、パン職人のブーランジェのように、職業の名称は様々です。そして、チーズ熟成士やチーズプラトーなど、チーズに関わる「フロマジェ」の世界も、とても豊かです。
ぜひチーズプラトーを通して、フロマジェになってみませんか?