「クレオパトラの涙」と言われるジョージアワインを飲んでみた

一般的なワインのボトルは、つるんと丸く、緑色や白色、茶色のガラス製のものが主流ですが、ワイン発祥の地とも言われる、ジョージア(旧グルジア)のワインの中には、伝統的な陶器に入ったワインがあります。今回はその珍しいジョージアワインを、ご紹介したいと思います。

ワイン発祥の地とも言われるジョージア(旧グルジア)

ジョージアは、黒海に面したロシアの南西、トルコの北東に位置するコーカサス地方にある小さな国です。四季折々の、涼しくて過ごしやすい自然豊かな国として知られており、1991年に旧ソ連から独立しました。

約1万年前に、現在流通しているワインの多くの原材料を占める、ヨーロッパ系品種のヴィティス・ヴィニフィラ種が出現した場所と言われています。

 

この「ピロスマニ」というワインは、19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した、ジョージアの画家である、ニコ・ピロスマニ氏が名前の由来となっています。このワインが誕生した、ジョージア東部のカヘティ地方にあるアラザニ渓谷は、乾燥して日当たりの良い丘陵が多く、有数のワイン産地となっています。

ワインは、ジョージア固有の品種であるサベラヴィを100%使用した、中甘口の赤ワイン。独特の香り高い果実味は、内側を蜜蝋でコーティングした、クヴェヴリと呼ばれる壺の中でブドウを発酵させたことによるもの。鮮やかで輝きのあるルビー色のワインは、見た目にも舌にも楽しむことができる、素晴らしいものです。

驚くほどの果実味と素敵なボトル

 

ざらつきがあり、アンティークを思わせる陶器のワインボトルは、手にしっくりと馴染みます。コルクは通常のボトルと同じようにコルクで抜き取るタイプでしたが、少々短め。

開けた瞬間の香りは、酸味を強く感じましたが、一口含むと溢れ出る果実味に驚きました。カシスやブラックベリーの中に、ほのかなバラや甘草の風味。タンニンは強く、アルコール度数は中程度。時間が経つと、ほんのりとしたカラメルや、シナモンの風味を楽しむことができます。

飲み下してしまった後も、口の中に風味が残り、お値段以上に多くの表情を見せてくれるワインだと感じました。

最後に

クレオパトラが好んだことから「クレオパトラの涙」と言われるジョージアのワイン。その香り高い芳醇な果実味を、ぜひ一度味わってみてくださいね。

お酒と書籍をこよなく愛すワイン好きなライターです。ワインの魅力にとりつかれ、現在ワインエキスパートを目指して勉強中。「ワイン=敷居が高い」という既成概念を壊していきつつ、一緒にワインの楽しさを探っていきましょう。

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