今回ご紹介するレシピは、太陽と情熱の国スペインから「タコのガリシア風」です。
ガリシアの人たちはこの料理が大好きで、赤ワインと一緒に食べるようです。魚貝類といえば、白ワインのイメージですが、このタコ料理にはなぜか赤ワインがよく合います。キリッと冷えたワインとピリ辛なおつまみを食べれば、食欲もわいてきそうです。
合わせるワイン
ディルヴィオ・アルバリーニョ
生産地:スペイン、ガリシア
タイプ:赤ワイン
品種:アルバリーニョ
スペインのガリシア地方リアスバイシャスで、最も多く造られているアルバリーニョ種。ディルヴィオのアルバリーニョは樹齢70年以上の白根!白根とはアメリカ系の台木に 接木していない葡萄の樹の事です。
まさに、アルバリーニョの大御所といったところでしょうか。
そして、ガリシアはバスク地方とならびスペイン北部きっての漁師町。蛸の産地でもあります。そんな漁師町のタパスとワインで、お家でちょっとだけスペインバル気分を味わってしまいましょう。
材料:1~2人分
ボイルたこ(あし) 2本
玉ねぎ 1/2ヶ
パプリカパウダー 小さじ1
カイエンペッパーパウダー 少々
オリーブオイル 大さじ1
塩 適量
作り方
【1】鍋にたこと玉ねぎを入れ、さらに被るくらいの水と一つまみの塩を入れる。
【2】【1】を強火にかけ、沸騰したら、弱火にして30分程茹でる。
【3】たこと玉ねぎを取り出し、たこは一口大に、玉ねぎは1cm角に切る。
【4】ボウルにパプリカパウダーとオリーブオイル、カイエンペッパーを少々入れて混ぜ、さらに【3】を加えて、よく混ぜる。※辛くしたい場合は、カイエンペッパーの量で調整する。
【5】塩を少々(3つまみ位)加えて、味を整える。冷蔵庫で冷やす。
【6】冷えたら皿に盛り、出来上がり。お好みで、パセリやレモンをかけても美味しいですよ!
まずは、ワインをいただきます。
柑橘系や白桃の香りがふんわり。飲むとふくよかな果実味が感じられますが、芯のある辛口ワインです。ミネラル感がしっかりとアフターに残ります。
次は蛸!玉ねぎと一緒に茹でる事によってとても柔らかくなっていますね。パプリカの香りが口の中に広がり、程良い辛さが食欲を増進させてくれます。ガリシア地方のバルの風がちょっとだけ吹いてくるような気がします。
個人的には、レモンを絞った方がワインの柑橘系酸味のニュアンスと良く合います。さあ、みなさんのお家にも少しだけスペインの風、吹かせてみませんか?