簡単すぎ!炊飯器に入れるだけ「しっとり鶏飯」

残暑が残る初秋には、食べ応えがあって、でもガッツリではない料理を食べたい。そんな時にピッタリなのが、鶏飯(ケイハン)。茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いたご飯を共盛りにした料理。東南アジア周辺地域で広く作られている料理で、「海南(ハイナン)風鶏飯」、「シンガポール風チキンライス」、「カオマンガイ」など呼び方も様々。鶏肉の旨味がご飯に染み込み、あっさり上品なうま味を楽しむ1皿です。

もともとは海南島の家庭料理だった鶏飯。シンガポールやタイなどへ移住した華僑が、それぞれの地で作り方を伝えたことで、呼び方も仕上げの味付けも様々な形で広まったそうです。伝統的な作り方はちょっとだけハードルが高いので、今回はとびきり手軽で簡単なレシピをご紹介しましょう。

材料:2~4人分

鶏肉もも 1枚
タマネギ 1/2個
米 2合
A 鶏がらスープ 小さじ4
A 塩 小さじ1/2
ショウガ醤油、わさび、柚子胡椒 適宜

作り方

【1】タマネギをみじん切りにします。加熱するので多少粗くてもOK。タマネギは省略できますが、私にとっては必須アイテム。タマネギ独特の食感と甘みが、優しい味わいのご飯によく合います。

【2】炊飯器の急激な加熱から、鶏肉の焼き縮みを少しでも防ぐ為、筋切りをしておきます。皮のついていない面、身側全体に軽く切りこみを入れ、塩をふって下味をつけます。

【3】お米を研いで炊飯器の内窯に入れ、いつもと同じ量の水を加えます。A・【1】を加えて軽く混ぜ、【2】の鶏肉の皮目を上にしてのせ、炊飯器にセット。炊きこみモードなどではなく、いつもと同じ「炊飯」スイッチを入れます。

【4】炊きあがったら鶏肉を取り出します。全体を軽く混ぜて器に盛り、鶏肉をスライスして添えます。そのままでも美味しくいただけますが、お好みで柚子胡椒、わさび、ショウガ醤油などをかけて召し上がれ。

鶏飯のようなシンプルな味わいの料理は、仕上げの調味料で、合わせるワインを選べるのが魅力的です。わさびや柚子胡椒を添えるなら、鮮やかで爽やかな印象の白ワイン。イチオシは、爽快なハーブ感が心地よいソーヴィニヨン・ブランをキンと冷やして。鶏の旨みやコクを、風味豊かで爽やかにしてくれます。

おろし生姜を醤油に混ぜた”ショウガ醤油”をかけるシンガポール風鶏飯なら、軽やかな飲み口の赤ワインが好相性。スパークリングワインのお供や、ワインをたっぷり楽しんだ後の〆ごはんとして食べるなら、ナンプラー・スイートチリソースなどをかけて、アジアンスタイルに楽しむのもいいですね。

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埼玉県熊谷市出身。両親在住のスペインにてスペイン料理を学ぶ。専門はスペイン料理、ワインにあわせたマリアージュ提案。著書「フライパンひとつで作る絶品パエリア」「5分でできた!」シリーズ全7冊「2ステップレシピ」他。

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