フライパンと食パンで作る即席ラスクのレシピ

「小腹はすいてるけど、ご飯やパンは遠慮したい...満腹になるとワインを楽しめないから。」これ、ワイン好きさん共通の想いですよね。

そんな時、私はラスクを選びます。 水分がとんでるので満腹になりにくい上に、カリッとした食感はワインとも好相性。昔はおやつの印象しかなかったラスクも、最近ではいろんなバリエーションが増え選ぶのも楽しみです。

でも、ラスクって一度にたくさん食べられないし、残ったら食感が悪くなるし...と、買うのを躊躇している皆さん!ちゃちゃっと手作りしてみませんか?乾燥もトースターもバケットも不要!フライパンひとつで、残り物の食パンで簡単に作れます。サンドイッチではじいたパンの耳だけで作っても美味しいですよ♪

そろそろ赤ワインを飲みたい気分だったので、今回はバター&シナモンシュガー味。

オリーブオイルで炒めて塩コショウ&ドライハーブをからめて白ワインに、軽めの赤なら粉チーズ、甘い香りのスパークリングにはハチミツなどなど・・・ワインの個性に合わせてアレンジできる、万能おつまみです。

材料:1~2人分

[難易度] ★☆☆

[調理時間] 10分

パン 60~80g

バター 20g

シナモンシュガー 小さじ1~2

塩コショウ 少々

作り方

【1】フライパンにバターを溶かし、食べやすい大きさにカットしたパンを投入。

【2】弱火でカリカリに炒める。

【3】取出してシナモンシュガーをまぶし、塩コショウで調味。

塩コショウをほんのちょっとふることで、おやつとは一味違うおつまみラスクに!

シナモンシュガーは焦げやすいので、面倒でもボウルに取り出して。フライパンに直接振り入れたい場合は、しっかり粗熱をとってからにしましょう。分量はお好みですが、私はちょっと多めがオススメです。

さて、何飲もう?

PASOS DE LA CAPULA Tempranillo(パッソ・デ・ラ・カプラ・テンプラニーリョ)

[分類]ボデガス・アバニコ

[生産]スペイン

[品種]テンプラニーリョ

テンプラニーリョ(Tempranillo)はスペイン赤ワインのスタンダード品種。「早熟」という名前の通り成熟が早く、長期熟成に耐えられ、繊細で香りもタンニンも酸度も豊かに仕上がるそうです。

パッソ・デ・ラ・カプラは、最初から若々しい赤いベリーの香りが勢いよく広がり、後からふわふわっと深みのある甘い果実味が追いかけてくる、とにかく香りの広がりが素晴らしい!青っぽさはほとんど感じません。

適度なタンニンはあるものの、口当たりは滑らかで飲み疲れもないので「重赤苦手!」という方にもオススメしたいテンプラニーリョです。

力強い果実味にシナモン風味のラスクをあわせると、ちょっとサングリアのニュアンス。バター感&カリっとした食感との相性は期待以上でした。

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埼玉県熊谷市出身。両親在住のスペインにてスペイン料理を学ぶ。専門はスペイン料理、ワインにあわせたマリアージュ提案。著書「フライパンひとつで作る絶品パエリア」「5分でできた!」シリーズ全7冊「2ステップレシピ」他。

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