11月第3木曜日の20日、今年もボジョレー・ヌーボーの季節がやってまいりました。
「ボジョレー・ヌーボー」とは、フランス・ブルゴーニュのボジョレーで、ガメイという品種から造られる新酒用のワイン。早くリリースできるブドウなので、先駆けてこの時期に出荷されます。今年のブドウの出来は...なんて難しい話は置いといて、「いよいよこの年のフランスのブドウがワインになったんだなぁ~」という喜びを持って抜栓をする、これはとても楽しいものです。
料理を合わせるポイントは?
ボジョレー・ヌーボーの傾向は、作り手によって個性はあるものの、全体的にチャーミングな果実味とキレイな酸が特徴。渋みは柔らかく軽やかな飲み口なので、前菜やパスタ、お魚でもOK。お肉やチーズならあまり癖のない物がいいですね。
そして、和食に多い「甘い醤油味」とも相性抜群。きんぴら・やきとり・すきやき・肉豆腐、肉じゃが・カボチャの旨煮など甘くてほっくりした野菜料理、意外なところで揚げ餅せんべい(歌舞伎揚げ・ぼんち揚など)ともよく合います。
和食をボジョレー・ヌーボーにあわせるポイントは「ちょっと甘め」そして「ちょっと薄味」に仕上げること。でも市販のお惣菜はちょっと味が濃すぎて...そんな時のお助けアイテムは「クリームチーズ!」。味バランスのクッション役となり、ボジョレーの優しい果実味とうまく寄り添ってくれます。
材料:1~2人分
[難易度] ★☆☆
[調理時間] 10分
食パン(8枚切) 2枚
クリームチーズ 30g
お好みの惣菜(きんぴら・肉じゃが・やきとりなど)
作り方
【1】食パンは耳を切り落とし、それぞれ4等分のスクエアカットに。もちろんバケットやクラッカーでもOK!
【2】こんがりトーストし、クリームチーズを等分して塗る。クリームチーズは塗るタイプの物が便利。固形の物を使用する場合は冷蔵庫から出してすぐではなく、しばらく置いて温度を上げ、スプーンでクルクル練っておくと塗りやすくなりますよ。
【3】お好みの具をトッピング。今回はきんぴら&肉じゃが、やきとりは缶詰の物でもOK!
さて、このボジョレー・ヌーボーなんですが、決して解禁日だけに楽しむワインではありません。(もちろん長期熟成には向かないので早目に飲んじゃうのがいいんですけど...) 私がお勧めしたいのは、クリスマスのホームパーティーやお正月。実は、鍋料理やおせちもチャーミングなボジョレーの風味とバッチリ合うんです。
家族や親しい友人たちとのんびり、そんな場面には白ワインと同じぐらい冷やしちゃって気軽に楽しんじゃいましょう!