昨年SNSで話題になった「悪魔トースト」をご存じですか?食パンにとけるチーズをのせ、砂糖をたっぷりまぶして焼いた、悪魔のレシピこと「チーズシュガートースト」。とろりと溶けたチーズに、カリカリとカラメル状になった砂糖が絡まり、悪魔級のおいしさ。ハイカロリーなのに何度も食べたくなってしまう罪深さから、悪魔トーストと呼ばれました。
そして再び、悪魔のメニューの登場です。材料はなんと2つだけ!レシピを見なくても作れちゃいそうな簡単3ステップの、肉巻きスティックパンをご紹介します。
そもそものきっかけは、宮崎県名物の肉巻おにぎり棒でした。きりたんぽのように棒に付けたおにぎりに、お肉をクルクル巻いて焼いた、インパクト大のお料理。ワンハンドで何ともバランスが良く、私にとっては手軽で美味しいストック夜飯の代表選手です。唯一の難点は、ワインのお供には難しいこと。そこで誕生したのが、ごはんをパンにチェンジした「肉巻きスティックパン」でした。
豚肉がこんがり焼けてツヤツヤなそのビジュアル、脂が染み込んでカリっと香ばしくなったパンは、無条件にテンションアップ!今宵はワインと肉巻きパンで、悪魔の誘惑に乗ってしまいましょう。
材料:1人分
フランスパン 1/4本(または食パン1枚)
豚肉バラ薄切り 4枚(70~80g)
塩・コショウ 各少々
【1】パンは1~2cm幅のスティック状にカットします。今回はフランスパンを使いましたが、食パンでも同様に作れます。お肉感をしっかり感じたい時は8枚切り、バランス重視の時は6~4枚切りを選んでください。
【2】【1】に豚肉を端からクルクル巻きます。豚肉は加熱すると縮むので、ギュウギュウに巻くのはNG。力を入れず、優しく巻き付けていきます。巻き終わったら全体に塩コショウ少々をふります。
【3】フライパンに【2】の巻き終わりを下にして置き、中火で加熱。豚バラを焼くと脂がたっぷり出てくるので、オイルは使わずに焼きます。巻き終わりが焼き固まったら菜箸で転がしながら焼き、全体にこんがり焼き色がついたら出来上がりです。
仕上げに粉チーズをかけてもいいですね。私はハチミツをかけるのがお気に入りです。豚肉はロースやこま切れではなく、適度な脂のある豚バラが、絶品!噛んだ時にジュワッと出る豚肉の甘い脂をワインが包みこんで、幸せな余韻を作り出してくれます。
豚肉の脂は、ちょっとバターっぽいニュアンスがあります。赤ワインとも相性が良いですが、実際に合わせてみたところ、バターに合う飲みごたえのある白ワインが抜群でした。果実味華やかなタイプより、樽香のしっかりしたタイプがオススメです。