第11回ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテストが、2017年10月31日(火)、11月1日(水)に東京飯田橋にある、ホテルメトロポリタンエドモントにて開催されました。
外国から沢山のチーズが輸入される中、日本人の嗜好にあったチーズの製造や、日本の気候風土にあった独自の「ナチュラルチーズ」文化を創造し、専門家によるアドバイス及びユーザーからの意見等を聞くことで、今後の製造技術向上や生乳需要拡大を図る国産チーズの一大イベントです。
今年は73社の161作品に及ぶチーズが出品され、専門家が外観や色調、組織、風味について「3次審査」まで行い、最終審査で上位4作品が選ばれました。
上位入賞をした4つのチーズはこちら!
国産のナチュラルチーズをフレッシュ、パスタフィラータ、ソフト、白カビ、ウォッシュ、シェーヴル、青カビ、ハード系(熟成3カ月未満、熟成6カ月未満、熟成6カ月以上)など10部門に分けられ審査されました。
農林水産大臣賞 ソフト部門
受賞作品名:竹炭 濃厚熟成
受賞者名:チーズ工房【千】sen
都道府県:千葉県
表面に日本らしい竹炭を用いた、牛乳の酸凝固タイプのチーズです。
塩気を感じやすく、熟成が進むと香りが増して舌触りの滑らかな個性的なチーズになります。日本酒と合わせることがオススメです。2016年にはJapan Cheese Awardで銀賞を受賞していて、年々レベルアップしているチーズです。
中央酪農会議会長賞 青カビ部門
受賞作品名:ジャパンブルーおこっぺ
受賞者名:(有)冨田ファーム
都道府県:北海道
鮮やかな山吹き色の青かびチーズは見た目も華やかで食卓を彩ります。濃厚でねっとりした味わいに、国産の個性的な赤ワインと合わせてみてみてはいかがでしょうか。
農畜産業振興機構理事長賞 ハード熟成(6ヵ月以上)部門
受賞作品名:二世古 椛[momiji]
受賞者名:ニセコチーズ工房(有)
都道府県:北海道
鮮やかなオレンジ色が目を惹くハードチーズは、クセが少なく料理からおつまみに幅広く使えます。
JAL国際線ファーストクラス機内食「日本のチーズセレクション」にて提供されたこともあり、日本酒やビール、ワインでは辛口の白~軽めの赤などに合わせるのがオススメです。
審査員特別賞 ハード(熟成3ヵ月未満)部門
受賞作品名:コハク・クミン
受賞者名:TAK
都道府県:福岡県
低脂肪でスッキリとした口当たりに、クミンシードの風味が良いアクセントになるこちらのハードチーズは、リネンス菌由来の外皮は乾燥しています。料理で使用する際に加熱すると、クミンの香りが引き立ち、一層楽しめます。
最後に
上位4作品以外にも、北海道から九州にかけて「金賞」や「優秀賞チーズ」も魅力的なものが沢山ありますので、ぜひ全国のチーズを巡ってみませんか?こちら結果資料から見ることができます。
第11回ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト 受賞リスト
主催:一般社団法人 中央酪農会議
後援:農林水産省、独立行政法人 農畜産業振興機構、公益財団法人 日本乳業技術協会、一般社団法人日本乳業協会、般社団法人 Jミルク、NPO法人チーズプロフェッショナル協会