サッと作れる簡単おつまみ。キノコの赤ワイン炒めのタルティーヌと柿の生ハム巻き

「ボジョレー・ヌーボー」は、フランス・ブルゴーニュ地方南端に位置するのボジョレー地区が生産地。ガメイ種を使用し熟成期間の短いフレッシュ&フルーティーなワインです。

ヌーボーはフランス語で「新しい」の意味。ボジョレー地区で採れたぶどうから作られる新酒のことですね。

今年はこちらのワインを選びました。 「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボー ヴィエイユ・ヴィーニュ」 パリの名門レストラン、タイユヴァンがセレクトしたボージョレ・ヌーボーです。 ボージョレ・ヌーボーのなかでも「ヴィラージュ」とつく物は、より地域と生産量を限定したクオリティの高い物。

また、「ヴィエイユ・ヴィーニュ」とは樹齢が古いワインにつけられる名前。なんと、こちらのワインは樹齢60年のぶどうの木から作られているのです。

諸説ありますがフランスでは30~40年以上の樹齢のものが古木といわれるので、かなり古いですね。

ちなみにブドウは120年位の寿命みたい。

では飲んでみましょう。

華やかでフルーティ。ガメイ特有のすっきり感。熟成期間が短いので渋みは感じられず、のどごしもすっきりとした気持ちのいいワイン。そして、心地よい濃厚さがありコクを感じられ余韻が長い。これは古木から出来たワインだから。普段、濃い目の赤ワインを好む方はボージョレ・ヌーボーもこのようなタイプをおすすめします。

新酒に合うお料理は、秋の食材を使った「柿の生ハム巻き」と「キノコの赤ワイン炒めのタルティーヌ」。 カマンベールチーズも添えてワインを楽しみましょう。

柿の生ハム巻き

材料

柿 1/2個

生ハム 8枚

作り方

【1】柿は皮をむいて1/8のくし形に切り、斜めに2等分する。

【2】生ハムを巻いてできあがり。

完熟の柿と生ハムは相性バッチリ。生ハムは脂の少ない物を使いましょう。

キノコの赤ワイン炒めのタルティーヌ

材料

しめじ 1パック

エノキダケ 1株

オリーブ油 大さじ1

ガーリックパウダー 少々

塩・こしょう 少々

赤ワイン 大さじ2

サワークリーム 適量

好みのパン 適量

ピンクペッパー 適量

作り方

【1】しめじは石突を除いて小房に分ける。エノキダケは根元を切って3等分に切る。

【2】フライパンにオリーブ油を熱し、【1】を強火でしんなりするまで炒め、ガーリックパウダー、塩胡椒をふる。

【3】赤ワインを加えて軽く煮立てる。

【4】サワークリームを塗ったパンにのせ、ピンクペッパーを散らす。

【5】【3】で煮立てた材料を乗せて完成。

ボージョレ・ヌーボーに合わせるお料理は、フレッシュで爽やかなもの、軽くて個性の強くない物がおすすめ。

果物ならドライフルーツよりは生のフルーツ。チーズはフレッシュタイプや白カビチーズ。

軽く冷やしてお鍋に合わせるのもいいし、野菜たっぷりの和食にもよく合いますよ。

秋の収穫を祝う気持ちにあふれた幸せいっぱいのボージョレ・ヌーボーを、旬の食材と一緒に楽しんでくださいね!

ホームページ
料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

関連コラム

飲酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されております。 Copyright © 家ワイン All Rights Reseved.