想像以上のマリアージュ!牡蠣とパルミジャーノの磯辺焼き

先日、ボジョレー・ヌーヴォーが解禁になりました。 今年は天候にも恵まれ、最高の出来と言われています。私達も、解禁日に苺&ブリアサヴァランと合わせてとても美味しくいただきました。

さて、そこで今回ご紹介したいのは、「ヌーヴォー」ではない「ボジョレー」のワインです。ボジョレーというとイコール「新酒」と思ってしまう人も多いようですが、「ボジョレー=フランスの地名」・「ヌーヴォー=新酒」ですから、当然ボジョレー以外にも新酒はたくさんありますし、新酒ではないボジョレーもあるわけです。

この機会に、意外と知られていない、しっかりとした飲みごたえのあるボジョレーと合わせていきましょう。

合わせるワイン

ボージョレ・キュヴェ・ジジ/ジョルジュ・デコンブ

生産地:フランス、ブルゴーニュ

タイプ:赤ワイン

品種:ガメイ 100%

キュヴェ名の“ジジ”は最愛の妻の愛称からきています。自然派の父と言われるマルセル・ラピエールの弟子・ジョルジュ・デコンブ。どんなに手間が掛かろうとも葡萄畑の仕事は手を抜かない、『ワインは畑で造る』が信念だといいます。

早飲みタイプのフレッシュなボジョレー・ヌーヴォーとの違いを味わってみてください。小野沢さんのコラムでも「ジョルジュ・デコンブ」の名が出ているので、チェックしてみてね。

材料:1人分

牡蠣 100g

焼きのり 1/2枚

パルミジャーノ(パウダー) 大さじ2

薄力粉 大さじ1

バター 大さじ1

サラダ油 適量

作り方

【1】牡蠣は大さじ1/2位の塩でもみ汚れをとる。

【2】【1】を軽く水にさらしてから、水気をよく切る。

【3】パルミジャーノと薄力粉を混ぜる。

【4】牡蠣に【3】をまぶす。

【5】フライパンを温め、サラダ油をひき、牡蠣を焼く。

【6】片面に焼き色がついたら、裏返してバターを入れる。

【7】両面に焼き色がついたら取り出す。

【8】のりを適当な大きさに切り、牡蠣に巻いたら出来上がり。

それでは、いただきます。

ワインの色は濃いルビー色。香りはとても華やかでスパイスのニュアンスも感じます。ヌーヴォーの様な軽い口当たりではなく、しっかりと濃縮された果実味と穏やかな渋みが後を引きます。

続いて牡蠣をいただくと、牡蠣と海苔の磯の香りが口の中に広がります。パルミジャーノとバターがコクを出してくれていますね。

ワインとうまく馴染んでくれて、海苔の舌触りと柔らかいタンニンが余韻を楽しませてくれます。ガメイ種と海苔の相性はいいと思っていましたが、想像以上のマリアージュにちょっとびっくりしてしまいました。

皆さんもヌーヴォーではないボジョレーも飲んでみてくださいね。

夫婦で営むカジュアルフレンチ。 厳選した各国のワインとそれに寄り添う料理、心地よい空間。 経堂でホッと息のつける隠れ家です。

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