大盛況にて終了!造り手と楽しむワインイベント「ヴィナイオッティマーナ2017」レポート

2017年11月20日(月)〜26日(日)の1週間、東京・大阪で計4回開催されたワインイベント「ヴィナイオッティマーナ2017」が終了しました。

私は20日の東京会場1日目に参加し、美味しいワインとともに生産者達との会話を存分に楽しんできました。それにしても、回を重ねる毎にどんどん規模が大きくなり、内容も充実していく「ヴィナイオッティマーナ」。このワインイベントの魅力を改めてお伝えしたいと思います。

とにかく陽気でフレンドリーな生産者達

*ピエモンテ州で3代に渡り伝統的なワイン造りを続けているトリンケーロ。ブースから出て来て、参加者と談笑する当主のエツィオさん
 

当日は32組ものイタリアワイン生産者達が参加者を笑顔で迎えてくれました。事前に申し合わせたのではないかと思ってしまう程に皆、陽気でフレンドリー。各ブースには通訳の方がいのですが、生産者達はできるだけ参加者と直接会話をしようとしていたように思います。イタリア語がわからなくても、ワインを愛する気持ちは通じるもの。そして、一口飲んでみると、不思議なくらい生産者のイメージとワインの味わいが重なりました。

*獣医のエンリコさんと薬剤師のアンドレアさんが開いたワイナリー、イル・モラリザトーレ。丁寧に自分達のワインの説明をしてくれました

*地元の人が大瓶を抱えて買いに来る、地元密着型の家族経営ワイナリー、イルヴェイ。家族揃って来日

*ロンバルディア州のワイナリー、アール・ペー・ペー。当主は女性醸造家イザベッラさん

フードも逸品ぞろい

*仙台市のフレンチビストロ「ヒヒヒ」のブースは、色鮮やかなテリーヌや牡鹿半島の鹿肉を使ったスープ

開催日によって出店した飲食店は異なりましたが、私が参加した日は、ワインと相性が良くて郷土色もあるフードが勢揃いしていました。それもそのはず、普段からこの会場にいる生産者達のワインを扱っている、各地元の人気店ばかりです。いただいたフードはどれも絶品で、各地に赴いた際には是非お店にうかがってみたいと思いました。

*青森市のイタリアン「AL CENTRO」からは、青森の天然マイタケや黒豚のポルケッタも入ったマタギ汁

イベントをより楽しむための工夫

生産者はそれぞれ3〜5種類ほどのワインを各ブースに用意していましたので、出品ワインのアイテム数はトータルで100種以上。これらを飲み進めると、いつのまにかボトル1本分以上のワインを飲んでしまうことになります。会をより楽しむためにも、飲酒は適量を!と呼びかけた主催者が用意した「少なめ希望シール」は、とても役に立ちました。

*イタリア語でPOCO(=少し)と書かれたシールをグラスに貼って、ワインを注いでもらいます

また、ゴミを減らすために、主催者は前もって参加者にミネラルウォーター入りの水筒やカトラリーを持参して欲しいとも呼びかけていました。私はグラスを持参したので、そのお礼としてキャンディーをもらいました。

*グラス持参者には、天然の材料だけで作られたイタリア「サバディ」のキャンディーをプレゼント

いずれにせよ、これだけのイベントを成功させるには主催者側の相当なエネルギーが必要だったことでしょう。事前の周到な準備と工夫、情熱があってこそ。ボランティアスタッフの対応もとても気持ちのよいものでした。

まとめ

ワインを通じて造り手と飲み手が言葉を交わし、互いに刺激を受け、思いを理解しようとすることで作り上げられる会場内の雰囲気は、さながら好きなミュージシャンのライブに行った時のような熱気と一体感がありました。

主催者である株式会社ヴィナイオータの太田社長は「ワインの個性が、一般的にワインの世界で重要とされている土壌やブドウ品種、ヴィンテージといいったもの以上に、人によって決まる」と言葉にしていましたが、まさしくそれを実感できた素晴らしいワインイベントでした。最後は会場内の皆で「ヴィナイオッティマーナ!」のかけ声とともに乾杯!次回の開催は未定ですが、楽しみに待ちたいと思います。

公式サイトはこちら

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ワインコーディネーター/ワインライター。
フランス留学後、ワイン専門店勤務を経て、ワインコーディネーターに。
飲み頃や旬を大切にワインとチーズの魅力を伝えるサロン「Wine Salon d’Ourse」主宰。飲食店や食のイベントプロデュースの他、ライターとしてワインやチーズに関する情報も発信している。
J.S.A.ソムリエ / C.P.A.チーズプロフェッショナル

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