マッサンで人気!古き良きワイン「赤玉スイートワイン」の楽しみ方

前回のコラムにも書きましたが、私のワインとの出会いは赤玉スイートワインでした。

赤玉スイートワイン

赤玉スイートワインは、現在のサントリーが赤玉ポートワインの名で1907年(明治40年)に発売した甘味果実酒でして、100年以上の歴史をもつワインです。

名前の通り赤玉のラベルが印象的です。フルーティーでやわらかい口あたり、しっかりコクも感じる甘口ワインです。 小学生の頃によく遊びに行った親戚の家で、夕飯時に伯父さんが赤玉スイートワインを飲んでいたのを見て、子供心にお洒落だな~と感じていました。

スイートワインの甘い香りに、早く大人になって飲んでみたいと思った思い出があります。懐かしいラベルの赤玉スイートワイン、普段行くスーパーにもお店んも並んでいました。お値段も非常にお手頃価格なんです。

赤玉の印は「日の丸」と「太陽」を表しているようです。子供の頃飲みたいと思っていたスイートワインが、今もロングセラーで残っているはなんだか嬉しいです。

赤玉スイートワインの楽しみ方は色々ですが、私なりの美味しい飲み方、合わせ方、ご紹介させていただきます。

赤玉サングリア

【材料】

赤玉スイートワイン 適量

りんご 1/4個程

いちご 4粒

みかん 小1個

【1】りんごは、8等分にして芯を取り5mm幅のいちょう切りにする。いちごはヘタを取り2等分に切る。みかんは皮をむき、筋を取り除き、横半分に切って2等分に切る。

【2】ガラスの容器に①を入れ、赤玉スイートワインをフルーツに浸るくらい注ぎ入れる。

【3】容器にラップ等で蓋をして冷蔵庫で3日程置く。

※ワインに浮いているフルーツは空気にふれていると傷んでくるので、3~4日で飲みきる。

日本のフルーツとワインで作るサングリア、フルーツの酸味や香りも混ざり、とっても優しい味わいになりました。

ストレートで氷を入れて飲んでも、ソーダで割っても楽しめるワインです。寝付けない夜には温めてホットワインにしても、身体も温まります。

赤玉ワイン入りソース

鍋に、ソース、ケチャップ、赤玉スイートワインを2:1:1の割合で混ぜて少し煮詰めて出来あがり。

コロッケやオムライスに使えます!甘口ですが、しっかりコクも感じる赤玉スイートワインには、古くからある日本の洋食が合うと感じました。昔は、洋食店ではこのワインで料理を合わせていたんでしょうね。

ソースやケチャップの味に、赤玉の甘くフルーティーな味わいが良く合います。

おわりに

ハンバーグやコロッケ、とんかつ、昔ながらのオムライス、ナポリタン...。たまには、古き良き時代を思い出しながら赤玉スイートワインを楽しむのもいいなと感じました。お店にいったら、赤玉ラベル探してみてください。

赤玉スイートワイン

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料理研究家。東京世田谷で少人数料理教室サロン・ド・ルージュを主宰。日本ソムリエ協会認定ソムリエ、利き酒師、栄養士。身近な旬の食材で家庭でも作りやすい料理を提案。 お酒全般好きで、ワインも大好き。 得意料理は家にある食材でササっと作るお酒のおつまみ。 家に人が集まる機会が多く、家ワインとおつまみで楽しんでます。

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