余ったおせち料理をおいしく変身♪黒豆クリームのカナッペ

お正月用に用意したおせち、冷蔵庫にちょっとだけ余ってませんか?賞味期限が切れてしまう前に、美味しくリメイクしちゃいましょう!

煮しめや海老の旨煮・柚庵焼きなど、おせちに一番多い甘辛い味つけの物は、シンプルに混ぜご飯にしたり、レタスにのせてマヨネーズをかけたり、ホワイトソースに加えてグラタンにしたり。蒲鉾やなるとは、おでんや鍋、野菜炒めに。なますや甘酢は、唐揚げや焼き鮭にのせれば南蛮漬け風に楽しめます。

さてさて、本日の主役はおせちの中でも特に残りがちな「黒豆」。スイーツではありませんよ~、ワインのおつまみにしちゃいましょう。

黒豆に混ぜるのはクリームチーズ、異色な組み合わせですが、これが驚く程相性抜群!クラッカーにのせて、ほんのちょっとのお塩。この「ほんのちょっとのお塩」がポイント。今すぐワインをあけたくなっちゃう、即席おつまみに早変わり♪

材料:作りやすい分量

[難易度] ★☆☆

[調理時間] 5分

黒豆 30g

クリームチーズ 30g

粗塩(なければ塩) 少々

作り方

【1】黒豆はフォークの背を使って潰します。食感を楽しみたいなら粗く、なめらかにしたい場合はしっかり。

【2】クリームチーズをよく練り、1に混ぜます。温度が低いと練りにくいので、冷蔵庫から出して時間を置くか、電子レンジで10秒ほど加熱すると簡単。

【3】粗塩をふり、お好みでクラッカーやパンを添えて完成。

クリームチーズは和風を洋風に引き寄せてくれる万能選手。甘みも和らげてくれるので、お食事中やお酒のお供にも馴染んでくれます。

合わせるワイン

ASDA Selection Chilean Merlot

[分類] 赤

[生産] チリ

[品種] メルロー

メルローの特徴である酸とタンニンのバランスが良く、ふくよかな果実味…という雰囲気もよく出ていて、ちゃんと濃い。これ、最強の580円!値段を知らずにいただいたら十分騙されちゃう、驚きのクオリティー。

飲みごたえはしっかりながら、極端な個性はないので合せる料理の幅は広い印象。プロセスチーズやロースハム、缶つま、サンドイッチなどコンビニ物とも相性◎。手で簡単に開けられるスクリューキャップというのも、家呑みには嬉しい要素ですね。

今回のお料理と合わせると、黒豆の甘みに心地よい酸味、やわらかくて少しビターな深みを与え、ちょっと面白いケミストリー。スイーツの趣を出しつつ、前菜、酒のつまみとしても楽しませてくれます。 単独でちょっと飲んでから、合わせて飲む。インパクトから深み、そしてクリアへ、ワインの味の変化を楽しめる組み合わせです。

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埼玉県熊谷市出身。両親在住のスペインにてスペイン料理を学ぶ。専門はスペイン料理、ワインにあわせたマリアージュ提案。著書「フライパンひとつで作る絶品パエリア」「5分でできた!」シリーズ全7冊「2ステップレシピ」他。

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