酒好きはアテながくても「塩で日本酒を、味噌で焼酎を飲む」なんて言い方をしますが...これをワインではやる人はあまり聞きませんが、実際はどうなのでしょう?
ワインは他のお酒と比べ、味わいの個性があまりにも幅広いのでケースバイケースではありますが...。
例えば、白ワインなら柚子コショウやわさび、赤ワインなら黒胡椒やバター、時々醤油やみりんなど、色々試してみると、おもしろい発見があるかもしれません。
ちょっと意外なところではありますが、「中濃ソースで赤ワインを飲む」なんて楽しみに出会えることもあります。繊細な味わいの物に合わせると、ワインを消してしまう大失敗の組み合わせになってしまいます。 でも、もともと野菜・果物・スパイスなどがミックスされているので、凛とした芯を持っているワインと不思議な世界を作ってくれます。
ソースの甘さが強いかな?という時は、黒胡椒や粒マスタード、粉チーズをちょっとだけプラス。辛味と甘みが中和されて、これまた美味なソースに変身。
このソースに合うワインを見つけたら、中途半端に残っている切り餅やジャガイモ、豚肉などを加えておつまみにしてみる、という逆の発想もアリ!試行錯誤しながら飲む、それもまた楽しいワイン時間です。
材料:1人分
[難易度] ★☆☆
[調理時間] 10分
切り餅 2個
ベーコン 8g
マヨネーズ 小さじ2
中濃ソース 大さじ1
作り方
【1】切り餅は1cm角にカット。ベーコンはみじん切りにする。
【2】マヨネーズ・1をフライパンに入れ、中火で炒める。餅はまんべんなく焼き色がつくように、コロコロ転がしながら炒めあわせる。
【3】弱火にしてから中濃ソースを加え、全体をからめながら軽く煮詰める。ソースは焦げやすいので火加減に注意。
ナッツとも相性抜群なので、お好みで刻んだピーナッツやアーモンドをふってみるのも楽しいですよ。
合わせるワイン
Kapistran Crni Selected(カピストゥラニ ツルニ セレクテッド)
[分類]赤
[生産]クロアチア
[品種]フランコフカ70%、カベルネソーヴィニヨン30%
珍しいクロアチアの赤ワイン、創業はナント1450年。エリサベス女王の即位式にワインを収めた歴史もあるそうで、今もイギリス王室のワインリストには彼らのワインがオンリストされてるとか。
綺麗な赤い果実のニュアンスと、ほんのちょっとの青っぽさ。旨みはしっかり出ているけど、タンニンも飲み口もスムースでまろやか。刺激が強すぎないのでほっこり飲めます。
地元ご推奨はキノコ料理やビーフシチューなどの煮込み料理とありますが、中濃ソースと相性バッチリなので、豚玉やトンカツ、ソース焼きそばと合わせてもおもしろそうですよ!