柔らかジューシーなマリネポークのジュージュー焼きレシピ

シンプルだからこそ実力差が出てしまう、ブロック肉のソテー。焦がしちゃったり、焦げそうだからと急いで取り出したら中は生だったり、生焼けが怖くてぐずぐず焼いてたら肉汁が出てパサパサになっちゃったり・・・せっかくいつもよりいいお肉を買ったのにガッカリ!なんてことも。

そこで今回は、一手間でグンと美味しくするすっぴんマジック!初心者さんの悩みを一気に解決、誰でも美味しく焼ける裏ワザ「マリネポーク」をご紹介します。 オリーブオイルがお肉をコーティングしてくれるので、多少下手な焼き方をしても柔らかジューシーに仕上がります。マリネ時間は10分以上、長ければ長いほど柔らかさアップ。冷蔵庫で4~5日くらいまでほったらかしにできるから、週末に作っておくととっても便利。

なんてったって、冷蔵庫から出して焼くだけ。何だか疲れてるからスタミナつけたい!とか、急な来客にも大活躍。ホットプレートでジュージュー焼きながらすぐに飲み始められるし、何より楽しい♪美味しい香りに包まれて、疲れも一気に吹き飛んじゃいそうです。

材料と作り方

[難易度]★☆☆

[調理時間]30分

[材料] 豚肉(肩ロースブロック)300g

ピーマン3~4個

オリーブオイル50cc

塩小さじ1

黒コショウ小さじ1/2

【1】豚肉は食べごたえのある2cm厚×3cm角にカット。

【2】 厚手の保存袋にオリーブオイル・塩・コショウを混ぜ、1を加えて袋の上から軽くもみます。このまま10分以上マリネ。このまま2~3日保存可能なので、週末に作り置きしておくと便利です。お好みで潰したニンニクやスパイス(クミンシード・ナツメグなど)、白ワイン向けならハーブ(オレガノやバジルなど)を加えても美味しいですよ。

【3】ピーマンは種を取り除いてひと口大にカット。

【4】ホットプレートまたはフライパンを温め、2をマリネ液ごと加えます。蓋をして強火で3分蒸し焼きに。焼き色がついたら裏返し、3を加えて更に2~3分焼いて出来上がり。

ピーマンは完全に火が通る手前がベスト。シャキシャキとした歯ごたえと爽やかな苦みは、肉料理をワイン向けに引き寄せてくれます。

合わせるワイン

『INCA Cabernet Malbec(インカ・カベルネ・マルベック)』

[分類]赤(ミディアムボディ)

[生産]アルゼンチン

[品種]カベルネ・ソーヴィニヨン80%、マルベック20%

アルゼンチン産でカベルネ・ソーヴィニヨン80%なんて言ったら、しかもマルベックなんて言ったら、ワイン好きさんならきっと「重い!飲み疲れそう」って印象を持つところでは?

覚悟の上で栓を抜いてワイン単体で飲んでみると、あまりの飲みやすさにビックリさせられます。軽やかな酸と柔らかな飲み口に、肩すかしにあったような感じでスイスイ。

ではでは、いかにも相性良さそうなポークグリルと合わせましょうかと食べ進めると、一気にワインがガツンとその本領を発揮。カベルネ・ソーヴィニヨン特有の青っぽい風味と骨太なインパクト、力強いスパイス感と渋みにノックアウト。

「何この羊の皮をかぶったオオカミ的な赤ワイン!」と、思わずめちゃくちゃなコメントをしてしまいました。優しいと思って心を許した途端に力でねじ伏せられたような心地よい裏切り。今夜は思いっきり赤ワインの世界に浸って元気に明日を迎えるぞ!という時にピッタリのマリアージュです。

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埼玉県熊谷市出身。両親在住のスペインにてスペイン料理を学ぶ。専門はスペイン料理、ワインにあわせたマリアージュ提案。著書「フライパンひとつで作る絶品パエリア」「5分でできた!」シリーズ全7冊「2ステップレシピ」他。

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