カンパーニャの潮風を感じる菜の花としらすのペンネのレシピ

暖かい日が増え、寒い冬は終わった感じがすると、ワインも白を選びたくなりますね。

ぽかぽか陽気のランチタイムに春らしい食材でパスタを作り、家ワインのスタートワインでもあるイタリアの白ワイン「グレコ・ディ・トゥーフォ」を開けました。

華やかですっきりした白ワイン「グレコ・ディ・トゥーフォ」は、イタリアカンパーニャ地方を代表するDOCGを持つワインです。

グレコ・ディ・トゥーフォ 白ワイン(辛口・ミディアムボディ)

産地:イタリア カンパーニャ地方

品種:グレコ100%

年度:2010年

輝きのある淡い黄色。 フレッシュ&フルーティーで、滑らかな酸味のバランスの良いフルボディ。

口に含むと最初は少し心地よい苦み。その後広がるアプリコット、青リンゴ、モモ、レモンなど、爽やかな果実の風味。 華やかで幸せな気持ちになり、思わず顔がほころびます。

グレコ・ディ・トゥーフォの産地であるカンパーニャ地方は、モッツアレラチーズで有名で、地中海に面していてタコやイカなどの魚介類も美味しいんです。

リゾート地としても有名なアマルフィ海岸ではレモンの栽培が盛んで、 魚介のフリットににきゅっと絞って食べたり、ジェラートやドルチェにも使われます。

新鮮食材をシンプルに調理するのが南イタリア料理の魅力で、日本人がイメージするイタリア料理は、この地の物がほとんどです。そんなカンパーニャの潮風を感じる春パスタをご紹介しますね。

ボウルで材料を混ぜるだけでできるお手軽レシピ。海の食材しらすと、ワインの香りにリンクする柑橘類を合わせました。

湘南の名産「しらす」は春を感じさせる食材。爽やかな柑橘風味をプラスしようと選んだ「塩柚子」の黄色が、菜の花の緑色を引き立ててくれました。

材料:2人分

ペンネ 120g(好みのパスタでOK)

しらす 30g

菜の花 50g

オリーブ油 大さじ2

黒胡椒 適量

塩柚子 10g(作り方:下記参照)

作り方

塩柚子の作り方

【1】柚子5個をよく洗い8等分のくし形に切る。

【2】柚子の重さの1/4の塩を加えて混ぜ合わせ、1週間程置いて熟成させる。

塩レモンをアレンジした塩柚子は、柚子をザクザク刻んで粗塩に合わせて熟成させるだけ。

国産レモンより柚子は手に入りやすく、無農薬も多いから安心素材ですね。

菜の花としらすのペンネの作り方

【準備】 菜の花は塩ゆでしてザルにあげ冷ます。 ペンネは袋の表示通りに茹でる。 塩柚子をみじん切りにする。

【1】塩ゆでした菜の花を食べやすい大きさに切り、しらすと塩柚子とともにボウルに入れる。

【2】1に茹で立てのペンネとオリーブ油を加えて混ぜ合わせる。

【3】器に盛りつけ、黒胡椒を挽く。

時間の経過とともに現れるはちみつを想わせる複雑な香りもこのワインの魅力。完熟葡萄のみが持つほのかな甘味を、ほのかな苦みとキリッとした酸が引き締めてくれます。

余韻が長く続くのも特徴で、長期熟成に向くワインというのにも納得です。リコッタチーズのケーキ等、デザートと合わせるのも素敵なマリアージュですね。

グレコ・ディ・トゥーフォの「心が浮き立つような美味しさ」は、これから迎える春の雰囲気にぴったり...お花見に持って行きたくなりました!

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料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

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