はじめに
ワイン通にとって、ロゼワインはどのような立場にあるんでしょうか?ワイン初心者の人からすれば、ロゼワインは薄い赤ワインと思っていた!という声も聞いてみたり…。 ロゼワインには、いくつかの作り方があるのをご存知ですか?
・強めにプレスした果汁から作る。
・熟成させた果汁の上澄みを取ってワインにする。
・発酵前に黒ブドウと白ブドウを混ぜる。
このように、複数の作り方があるのがロゼワインです。しかも、ほとんど樽熟成をしないので、ブドウ本来の風味を感じることができる仕上がりになります。また、ブドウの種類、プレスの具合、醸しの時間によって、色の濃淡は決まるそうです。
さて、今回はこの季節にピッタリのロゼワインをご紹介したいと思います。
春と言えばロゼ
やはりロゼワインは「春のワイン」ですよね。日本には四季があり、季節ごとに行事が行われますが、桜色のロゼワインはお花見の時期にぴったりです。
今回ご紹介する「ロゼ・ダンジュ」は、フランス北西部のロワール地方アンジューソーミュール地区で作られるロゼワインです。
グロロ種のブドウを主体として作られ、この地域のミュスカデやアントル・ドゥー・メールなどとともに気軽に飲まれているワインです。美しいサーモンピンクで、デリケートなアロマのある適度に甘口のワインは女性向けかもしれません。
和食にも合わせやすい
ロワール河沿岸には古城が点在し、フランスの庭と言われています。高い建物もなく、緑が豊かな中に、白いお城が立っている様子は、本当に美しく、中世のフランスを彷彿とさせます。
そんなロワール地方に思いを馳せつつ、よく冷えたロゼ・ダンジュを楽しんでいただきたいですね。
すっきりとした中にもふわっと香る果実感。ロゼは和食にも非常に良く合います。春野菜や、旬の鯛を使った軽やかな料理とも相性抜群です。春の恵みとワインのきれいな色で、身体に元気を取り込めそうですね。
おわりに
いかがでしたか? 春はロゼワインを身近に感じる季節でもあります。
ロゼワインの優しい色合い、味わい、飲み心地は、心を明るくしてくれますし、春からの新しい生活に向けてそっと背中を押してくれますよ。