はじめに
4月は歓迎会やお花見をはじめ、お酒を飲む機会が多くなると思います。ついつい飲みすぎてしまって、次の日は二日酔いで気持ちが悪い、頭が痛いという事もあるのではないでしょうか?
二日酔いも原因と対策を知っていれば、飲みすぎなければ予防が出来るので、二日酔いの対策と予防についてご紹介します。
二日酔いにならないために
アルコールは、胃や腸で吸収されてから、肝臓でアセトアルデヒドに分解されます。このアセトアルデヒドが二日酔いの原因である「吐き気」や「頭痛」などを引き起こします。
実は、日本人の約半数が遺伝的にアセトアルデヒド分解酵素の働きが弱いと言われています。そのため、欧米人よりもお酒に弱く、悪酔いや二日酔いなどを起こしやすいのです。では、二日酔いにならないためには、どのようにすればいいのでしょうか?
乳製品を食べる
お酒を飲む前に牛乳にチーズなどの乳製品を食べておくと、胃腸の粘膜を保護してくれて胃腸が荒れるのをやわらげてくれます。ワインとチーズのおいしいマリアージュは、体にとっても、とても良い相性のようです。また、チーズに含まれる成分が、肝臓の働きを助け、アルコールの分解を促進するとも言われています。
タンパク質を摂る
枝豆やお豆腐など、良質なタンパク質を多く含むものをおつまみにすると良いでしょう。実はお酒のおつまみに枝豆というのは、味覚の面だけでなく、ビタミンやカルシウム、食物繊維などの栄養が豊富な上、アルコールの分解を促して肝臓の負担を減らしてくれる役割をもっています。
セサミンを含むゴマを摂る
アセトアルデヒドを分解する働きを高める、セサミンや抗酸化力あるビタミンEが豊富なゴマを使ったお料理を食べるといいでしょう。実際にセサミンを摂取してからアルコールを飲んだ場合には、体内に残留したアルコール濃度が低かったという研究結果が出ています。
以上のことから、二日酔い対策にはおつまみに気を配ってみる事が大切という事ですね。 では、二日酔いになってしまったら、どのようにすれば良いのでしょうか?続いては、二日酔いになってしまった時の対策方法です。
水分を十分補給する
大量のアルコール摂取は脱水症状を起こしやすいので、大量の水を摂取して下さい。
また、二日酔いを治すために、「サウナやお風呂で汗だしをする。」という話を聞きますが、これはとっても危険です。アルコールを肝臓で代謝する際に大量の水分が失われます。脱水作用から血流が悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険もあるので絶対にやめましょう。
肝機能を高める食材を摂る
タウリンを含むかき、シジミ、たこ、イカがお薦めです。シジミのお味噌汁は二日酔いの時に飲みたい一品ですよね。
クルクミンの健康飲料などを飲む
クルクミンは、肝臓の解毒機能を強化し、肝機能を向上させる効果があります。二日酔いを防いでくれる効果もあり、飲む前や飲んだ後にウコンを摂取すると良いといわれています。
おわりに
いかがでしたか?
何より大切なことは、飲みすぎない事です。おいしいワインと楽しい時間を過ごすために、飲み過ぎには気を付けて、素敵なワイン時間をおすごしください。