新じゃがの美味しい季節がやってまいりました。そのせいでしょうか?クリームポテトやエッグスラット、変わりフレーバーのフライドポテトや塩肉じゃがなど、いろんなジャガイモ料理が次々と話題になってるように感じます。
中でも注目を集めているのが、スウェーデンの家庭料理「ハッセルバックポテト」。 切込みを入れローストされた丸ごとのジャガイモは、見た目にも楽しく、いかにも美味しそう!そして、いかにもワインに合いそう!
通常はジャガイモに細かい切込みを入れ、オイルをかけてオーブンで焼く料理なのですが...繋げたまま切り込みを入れるのは結構難しかったり、ジャガイモの大きさによって加熱時間の調整が必要なので、できたと思ったらまだシャリシャリだったり、うまく焼き色がつかなかったり、オイルがはねてお掃除が大変だったり。と言うか、そもそもオーブンで焼くっていうのがハードル高かったり。
そんなわけで、今回は思いっきりアレンジしてみましょう。
材料:1~2人分
[難易度] ★★☆
[調理時間] 15分
ジャガイモ 300g
バター 20g
塩小さじ 1/4
黒コショウ 少々
作り方
【1】ジャガイモは皮をむき、薄い輪切りにする。食感を楽しみたいならごく薄切りに、ホクホクが好きならちょっと厚切りに。 ※ここで水洗いはしないでください!重要!
【2】フライパンに1を並べて敷き詰める。ジャガイモのでんぷんがノリ代わりになってくれるので、多少雑な並べ方でもOK!バターをちぎって散らし、全体に塩・黒コショウをふる。
【3】蓋をして中火で8~10分、蒸し焼きに。ジャガイモに火が通ったらフライパンに器をのせ、返すように盛り付ける。
バターと一緒にベーコン、アンチョビ、スパイスやハーブなどを加えたり、仕上げにクリームチーズやマスカルポーネをのせたり、粉チーズ、トマトソース、メープルシロップなどをかけても美味しいですよ。
合わせたワイン
富士山 赤池幻酵母 ブラン2014
[分類] 白(辛口)
[生産] 山梨県
[品種] 山梨県産甲州100%
富士山麓に数年に一度だけ出現する幻の湖「赤池」から採取した酵母を使用した希少ワインです。入手しづらいワインを紹介して申し訳ございません。 発売に先駆けお披露目されたFOODEX JAPAN 2015で大反響だったワインが、先週、ルージュ(山梨県産カベルネソーヴィニヨン50%・マスカットベーリーA50%の赤ワイン)とブラン(今回ご紹介する白ワイン)の各8,000本が限定発売されました。
ルージュ、ブランとも共通して感じる味わいの第一印象は、名前のとおり「酵母」のニュアンス。まるで、バゲットの旨みを飲んでいるような錯覚。飲み口は、日本の山のミネラルウォーター的なやわらかさで、静かでピュア。静かではあるけれど、奥底からエネルギーも感じられ、ゆったり長い余韻を楽しめます。
コンセプトは「海外からのお客様が日本で飲みたい純日本のワイン」とのことですが、日本に住む私たちにとっても魅力的な存在になりそうです。