焼きそばに合わせたいお酒といえば、ビールやレモンサワーにハイーボール。甘辛いソースに絡まった具材と麺をこれらのお酒で流し込むあの感覚は、ほかにたとえようのない快感です。しかし、焼きそばとひと言で言ってもその種類は数多くあるので、味付けや具材を変えることで、いろいろなお酒に合わせることができるはずです。
そこで今回、“ワインに合う焼きそば”が作れないものか、ソースと言えば!のオタフクソースさんに相談。なんと、ワインに合うオリジナルレシピを考案していただきました。
ここで紹介するのは、「チリパウダーを使用したスパイシーな焼きそば」と、「アンチョビを使用したペペロンチーノを彷彿とさせる塩焼きそば」の二品。料理が不慣れな方でも、手軽にあっという間に作れてしまう簡単レシピとなっているので、ぜひチャレンジしてみてください!
今回レシピを考案していただいた方
オタフクソース株式会社 お好み焼館 お好み焼課 東京分室
川上智世さん(お好み焼士)
スパイシーチリ焼きそば
材料:1人分
- 焼きそば麺 1玉
- 鶏もも肉 80g
- 赤パプリカ 1/8個
- 黄パプリカ 1/8個
- ピーマン 1/4個
- にんにく 1片
- オタフク焼そばソース 40g
- オリーブオイル 小さじ1
- チリパウダー 小さじ1/2
- 酒(料理酒か白ワイン) 大さじ1
作り方
【1】鶏肉を1cm幅に、パプリカ・ピーマンを7mmの細切りにする。にんにくは薄くスライスする。
【2】フライパンを中火に熱し、焼きそば麺を炒め、火が通ったらお皿に出しておく。
Point! 肉や野菜を炒めた後で麺を入れて炒めた場合、野菜に火が通っても麺に火が通らず中が生あたたかったり、野菜から出た水分でベチャっとなってしまうことがあります。先に麺を炒めることにより、パラっとした食感になり美味しくいただけます。
Point! フッ素樹脂加工のフライパンではない場合、油をフライパン全体に拭く程度使用してください。
【3】空いたフライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて香りが出るまで炒める。
【4】油に香りが移ったら鶏肉・野菜を加え火が通るまで炒め、焼そばソース・チリパウダー・酒を加え、全体に絡ませるように炒める。
【5】【4】に【2】で用意した麺を加えて、よく絡ませたら完成
Point! 焼そばソースは、熱することでほどよい酸味が出ます。ソースをかけたら素早く炒めてください。
【完成品】
アンチョビの塩焼きそば
材料:1人分
- 焼きそば麺 1玉
- 豚バラ肉 40g
- キャベツ 30g
- アンチョビペースト(フィレでも可) 小さじ1/2
- にんにく 1片
- 鷹の爪 1本
- オタフク塩焼そばソース 40g
- オリーブオイル 小さじ1
作り方
【1】キャベツはざく切り、豚肉は一口大に切る。にんにくは薄くスライス、鷹の爪は小口切りにする。
【2】フライパンを中火に熱し、焼きそば麺を炒め、火が通ったらお皿に出しておく。
Point! 肉や野菜を炒めた後で麺を入れて炒めた場合、野菜に火が通っても麺に火が通らず中が生あたたかったり、野菜から出た水分でベチャっとなってしまうことがあります。先に麺を炒めることにより、パラっとした食感になり美味しくいただけます。
Point! フッ素樹脂加工のフライパンではない場合、油をフライパン全体に拭く程度使用してください。
【3】空いたフライパンにオリーブオイル・アンチョビペースト・にんにく・鷹の爪を入れて炒める。
Point! 鷹の爪はひじょうに辛味が強いので、お好みの量を調節して入れてください。
【4】油に香りが移ったら豚肉を加え、色が変わるまで炒める。
【5】【4】に【2】で用意した麺・キャベツ・塩焼そばソースを加え、さっと炒めて完成。
Point! キャベツのシャキシャキを残すため、炒め過ぎないようにしてください。
【完成品】
両レシピとも、とても簡単かつ、短時間で仕上げられるので覚えておくと役に立つはずです。
また、個人的に「スパイシーチリ焼きそば」の具材は白ごはんにかけてアレンジしたり、「アンチョビの塩焼きそば」はパスタ麺で和えるなど、その時々の気分によって仕上げ方を変えてもおもしろいと感じました。
合わせるワイン
チリパウダーやアンチョビとなると、スパークリングワインとの相性もよいのですが、やはりこれからの季節はロゼワイン。幅広い料理と合わせやすい万能なワインですので、こういったアレンジ焼きそばとの相性も抜群なはずです。
カルトノワール/カルトノワール コート・ド・プロヴァンス ロゼ
[分類]ロゼ・ミディアムボディ
[生産]フランス/プロヴァンス
[品種]グルナッシュ50 % サンソー40 % ティブラン10 %
世界的に有名なロゼワインの産地、フランス プロヴァンスのロゼワイン。スタイリッシュなボトルに美しい淡いサーモンピンクの外観、洗練されたエチケットデザインが目を引きます。黒ブドウを破砕せずにバットに一昼夜寝かせて自然に溢れ出たフリーラン果汁のみを使用して造られた、贅沢なロゼワインです。
熟したリンゴ、フローラルで気持ちが高揚するような華やかな香り。しっかりとした果実味と中程度のアルコール感を豊かな酸が引き締めます。
辛口のシャープな味わいがあり、ボリュームもそこそこあるので、焼きそばの強い味わいに負けず、違和感なく合わせることができます。チリソース焼きそばのスパイシーな風味とロゼの充実した果実味が、南国を思わせる陽気なペアリングを演出。
アンチョビやにんにくの風味はもともとワインと相性がよいですが、ロゼワインの持つ果実の甘さ、さらにシャープな酸が口の中をさっぱりさせてくれるため、箸が進みます。赤ワイン、白ワインといったワインで合わせるのもよいですが、辛口のロゼワインであれば銘柄や産地・品種にこだわらず、合わせやすいのでオススメです。
お一人の時はもちろん、ご家族や気の合う友人と一緒に自宅でのんびりワインを楽しみたいとき、今回教えていただいた焼きそばをぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
【オタフクソースWebサイト】
今回のレシピをご紹介いただいたオタフクソースさんのWebサイトはこちらから!
https://www.otafuku.co.jp/
※オタフクソースのWebサイトに遷移します。