ランチにおすすめ!そら豆とペコリーノのスパゲッティ

春野菜がたくさん出回るようになりましたね。みずみずしくて柔らかく、色もとても綺麗で、いい季節だなぁと毎年感じてしまいます。

さて、先日、色がとても綺麗で粒の大きな「そら豆」が手に入ったので、イタリア産の羊のチーズ「ペコリーノ」と合わせてみました。

ワインのおつまみとして、塩茹でのそら豆とペコリーノチーズを一緒にいただくのは定番ですよね。 春のマリアージュを、ランチにおすすめのパスタに仕上げてみました。今回のレシピは茹でたてのパスタを他の材料と混ぜ合わせるだけの簡単レシピです。ぜひ、作り立てを楽しんでみて下さい。

材料:2人分

【調理時間】15分

そら豆(薄皮を剥いて) 120g

E.B.オリーブ油 大さじ2

ペコリーノチーズ(すりおろして) 大さじ3

スパゲッティ 160g

ペコリーノチーズ、黒胡椒 適量

作り方

【1】そら豆は塩茹でし、薄皮を剥く。

【2】ボウルにオリーブ油を入れ、ペコリーノチーズをすりおろして加える。

【3】スパゲッティは表示通りにゆで、1のそら豆とともにボウルに入れて混ぜる。

【4】皿に盛り付け、ペコリーノチーズをすりおろしてかける。好みで黒こしょうを挽く。

シンプルな料理なので、素材が勝負です。新鮮なそら豆、美味しいオリーブ油を使いましょう。ペコリーノチーズは塩分が多いので塩は加えなくてもいいですよ。ベーコンやツナなど、お好みの食材を加えてボリュームUPもいいですね。

合わせるワイン

スクディ・プロセッコ・エクストラ・ドライ

生産国:イタリアヴィェネト州

品種プロセッコ100%

タイプ辛口・スパークリングワイン

今回は200ml入り。小瓶は飲みきれるので気軽に開けられていいですね。

スパークリングにもいろんな種類があり、作られている地域やブドウ品種、製法も様々なので、お料理に合わせて最適の1本を選びましょう。豆のホクホクした感じにはイタリアのスパーリングワイン、プロセッコがおすすめです。しっかり冷やすと爽やかな喉ごしも楽しめますよ。

小さな花のような良い香り。きめ細かいムース状の泡。お料理に合わせられる、しっかり辛口ですが、飲んだ後の甘やかな感じは女性好み。プロセッコはヴェネト州の北部の「コネリアーノ村」と、さらに内陸に行ったアルプスの山麓沿い手前に位置する「ヴァルドッビアデーネ村」産が有名です。 

「スクディ・プロセッコ」が作られているヴェネトブドウ畑は機械が入らないくらいの急斜面にあり、ブドウは手摘みされた後選別されます。今回紹介している「スクディ・プロセッコ」は、ブーケのニュアンスが感じられる華やかな仕上がり。果実のアロマもしっかり残っています。

それは「シャルマ方式」という製法に秘密があります。シャルマ方式とは、スティルワインを大きなタンクに密閉し、その中で二次発酵を起こさせる方式。密閉タンク方式ともいい、製造過程でワインが空気に接触しないのですね。マスカットやリースリングなどを原料とする、ぶどうのアロマを残したい発泡性ワインを造る場合に用いられる製法です。

美味しく食べて夏に負けない体つくりを!作り手さんに思いを馳せつつ、初夏のランチをお楽しみくださいね。

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料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

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