はじめに
赤でもない、白でもないワインと言えば、ロゼワインが思いつきますが、ポルトガルでは、「ヴィーニョ・ヴェルデ」という緑のワインがあるのをご存知ですか?
この「緑のワイン」は、ポルトガル北部の緑豊かな土地で造られる若い微発泡ワイン。ヴィーニョ・ヴェルデの意味は、ヴィーニョ=ワイン、ヴェルデ=緑、なんですが、ポルトガル語でヴェルデとは、「未成熟な、若々しい」という意味もあるので、「若々しいワイン」という意味も持ち合わせいます。
もちろん、ワインの色は強烈な緑色ではなく、見た目はほとんど白ワイン…ただ、赤ワインが1/3使用されているため、少し緑かかった色に見えるかもしれません。
ヴィーニョ・ヴェルデの魅力
ヴィーニョヴェルデの魅力はなんといっても、爽やかなフレッシュさです。これからの暑くなる季節にはピッタリのワインで、ビール感覚でゴクゴクと飲めてしまいます。
また、ヴィーニョ・ヴェルテは、通常のワインと造り方が異なります。通常のワインは、ブドウが熟し糖度が上がりきったタイミングで収穫しますが、ヴィーニョ・ヴェルテは、成熟する直前に収穫するため、糖度が下がり酸味が強いブドウになります。
ヴィーニョ・ヴェルテは、この酸味の強いブドウから造られており、軽快な酸味、そして炭酸が入っているタイプが殆どです。ただし、スパークリングワインのような炭酸ではなく、泡の立ち方が圧倒的に少ないため口に運んだときも、あまり強い炭酸を感じません。
口に含んだ瞬間は辛すぎず軽やか…もちろんモノによって違いがあるかもしれませんが、ライムのような香りが広がります。ライムサワーのような感じですが、しっかりとワインなんです。
ヴィーニョ・ヴェルテは日本人向き?
優しくクセの少ない味わいは、幅広い料理に合います。中でも和食との相性は抜群で、特に魚介類との相性に抜群に優れています。
また価格帯については、現在は若干高めではありますが、それでも1,000円代です。もう少し入荷数が増えれば、更にお求めやすい価格になることも期待できます。
日本人は比較的軽めのアルコールが好きな傾向にありますが、ヴィーニョ・ヴェルテのアルコール度数は8~10%なので、比較的アルコールに弱い方でも楽しめます。また、ビールのように炭酸が強いわけではなく、ワインのようにアルコールが強いわけではないで、両方のいいとこ取りなワインなんです。
おわりに
いかがでしたか? ヴィーニョ・ヴェルテはアペリティフとしても、パーティでの乾杯、普段飲みなど、シーンを選ぶこともありません。ネットショップなどの専門店では取り扱っているところが増えているので、ぜひ試してみてください。