数千種類もある土着品種とイタリアワインの魅力に迫る

イタリアには20の国がある!?

イタリアは現在約4,300万hlのワイン生産量を誇り、ライバルのフランスと、毎年、世界の1位、2位を争います。それもそのはず、ブーツ型の半島をした国土のほぼ全域が「地中海性気候」といって、乾燥した日照の多い気候タイプで、ブドウにとっては好ましいものだからです。

ワインの銘醸地というと真っ先に、フランス、イタリアが思い浮かぶのではないでしょうか..実は、世界のワインの生産量の約4割がこの2ヶ国によって産出されています。

中でもイタリアはフランスよりもワイン造りの歴史が長く、イタリア全20州全ての場所でワインが造られています。加えて各州ごとにそれぞれ個性豊かな品種が植わっており、異なるスタイルのワインを造っているので、「まるでイタリアの中に20の異なる国があるようだ」とまで言う専門家もいます。また、古代ギリシア人は、イタリアを「エノトリアテレス(ワインの大地)」と呼んだのも有名な話です。

ですから、イタリアワインを制覇しようとすると膨大な時間とお金がかかってしまいそうです。

イタリア白ワインが注目!

「イタリアワイン」というと赤ワインを想像されることが多いようです。確かに、生産量の53%が赤ワインですが、ここ数年は白ワインに注目が集まっており、白の生産量も増えているのです。

特に同国の北部には固有の白ブドウ品種がたくさん植わっており、世界中の誰にも真似できないような個性豊かな白ワインが産出されているのです。例えば….リボッラジャッロ、フリフラーノ、ピコリット….これらは全てイタリア独自の白ブドウ品種の名前です。

ワインの楽しみ方のひとつにバラエティーの広さを味わうことにもありますから、そう言った意味ではイタリアの白はワイン好きにはたまらないものとなりそうです。

イタリアのブドウ品種

「イタリアの国民的品種は?」と聞かれれば、サンジョヴェーゼですが、その理由は歴史が長く知名度があるだけでなく、イタリアで最も栽培面積の広い品種だからです。

たとえば「キアンティ・クラシコ」「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」などの有名ワインの原料にも使われています。

人気の秘密はイタリアの気候にマッチしており安定して生産できるということも挙げられますが、なんといってもその味わいにもあります。伝統的なサンジョヴェーゼはチェリーやスミレなどの優しい香りにブラックオリーブの香りがすることが多く、オリーブオイルをふんだんに使うイタリアンには自然と馴染みやすいからです。

シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンのように世界中どこにでも植わっているのではなく、このようにその土地だけに根付いている品種のことを、ワインの世界では「土着品種」と呼ばれていて、実はイタリアにはこの「土着品種」が数多く存在します。

グリニョリーノ、ネーロ・ダーヴォラ、グレコ、カリニャーノ...上げるとキリがありません。 そして、まさにイタリアワインの楽しみは、この個性豊かな「土着品種」にあるといっても過言ではないでしょう。他には真似のできないユニークな味わい、バラエティーの豊かさ...イタリアのワインは一生かかっても飲みきることが難しく、そこに奥深さと魅力があるのでないかと思います。

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J.S.A.認定シニアソムリエ/International A.S.I. Sommelier Diploma(国際ソムリエ協会認定ソムリエ)/WSET ®Diploma/WSET ®Recommended Tutor/Internal Assessor/米国ワインエデュケータ協会認定CWE/2008年 「オーストリアワイン大使」コンテスト優勝/2010年 WSET®「The Wine Australia Scholarship Award」/2016年 第10回J.S.A.ワインアドバイザー全国選手権大会 優勝/アカデミー・デュ・ヴァン講師
大手ワイン専門輸入商社にてマーケティングを担当、世界中のワインに触れる。退社後渡米し、カリフォルニアでのワイン修行を経て帰国。現在は、日本最大のワインスクール「アカデミー・デュ・ヴァン」の人気講師としてワインの魅力を伝えている。

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