ドイツのコールドミールレシピ!自家製鶏ハムと玉ねぎのピクルスのサンドイッチ

梅雨の晴れ間が真夏日だったりする今日この頃、火を使って料理したくない、冷たい食べ物がいいなぁ……と言った声も聞こえてきそうです。

そんな時はドイツ式に「コールドミール」。朝と夜は極力火を使わないで、簡単に済ませる食事です。 チーズやハム、サラダなどが定番ですが、買ってきたものばかりではなく、手作りのお料理も加えて気持ちも豊かにしたいですね。自分好みの味で作ったものは、さっと食べられるものでも心に栄養が行きわたります。

今回は鶏むね肉を使った簡単自家製ハムと、玉ねぎのピクルスの作り方をご紹介します!どちらも手軽にできて日持ちするので、多めに作って冷蔵庫に入れておくといいですよ。

暑くて火を使いたくない日や、お料理お休みしたいけれど、きちんと作ったものが食べたいなぁ……といった時に自分を励ましてくれそうです。

鶏肉のしっとりハムの材料:作りやすい分量

鶏むね肉 1枚(約300g)

塩 3g(肉の1%)

白胡椒 少々

砂糖 小さじ1/4

白ワイン 大さじ1

作り方

【1】鶏むね肉は余分な脂肪を取り除き、包丁を入れて厚みを均一にする。ビニール袋に入れ、塩 胡椒 砂糖 白ワインを揉みこみ30分ほど休ませる。

 

 




【2】細い方を折り曲げてから巻き、太さが均一になるよう整えてアルミ箔で包む。
 
 
 
 
 




【3】フライパンに水を100mlほど沸騰させ、【2】を入れて蓋をし15分ほど蒸し焼きにする。途中一度上下を返す。
 
 
 
 
 




【4】火を止め、水を捨ててフライパンの中で予熱で火を通す。
 
 
 
 
 




【5】常温に冷まして薄く切る。

玉ねぎのピクルスの材料と作り方

新玉ねぎ 2個

砂糖 大さじ1

酢 100ml

水  50ml

ピクルス用スパイス 5g

塩 適量

作り方

【1】新玉ねぎは皮をむき、繊維に対して垂直に薄く切る。

【2】容器に砂糖、酢、水、塩を入れて600Wのレンジで30秒ほど加熱。砂糖が溶ける程度まで温める。

【3】【2】を冷ましてピクルス用スパイスを加える。

 

 





【4】【1】の新玉ねぎも加えて密着ラップをしてなじませる。(1日以上置くと美味しく食べられます)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

お気に入りの、ふすま入りのブレッチェン(小型のパン)に水切りヨーグルトを塗って、鶏ハムとピクルスをサンド。水切りヨーグルトは、ドイツのフレッシュチーズ「クワルク」によく似ています。

玉ねぎピクルスをつくる時は、繊維に対して垂直に切ることで辛味を抑えることができます。

合わせるワイン

フランケン シルヴァーナ Q.b.A トロッケン 

産地:ドイツ フランケン地方

品種:シルヴァーナ

独特の丸くて扁平な瓶はフランケン地方の物。Q.b.Aというランク以上のワインに用いられる伝統の形です。トロッケンとは辛口のこと。ドイツワインに特有の表示ですね。

シルヴァーナはドイツで多く造られているブドウ品種で、ミネラル感豊かな辛口ワインに仕上がります。香りは華やかで白いお花のようなニュアンス。大ぶりのグラスで飲むと香りを存分に堪能できるのでオススメです。

リースリングほど酸が強くなく、口の中がスーッと冷たくなるようなミネラルによる清涼感。余韻は中程度で料理の味を妨げません。油脂分が少なめのハム、魚介類、フレッシュなチーズとよく合います。

アルコール分は12.5%。適量飲んでしっかり満足できるドイツらしい質実剛健なワインです。フランケンの小瓶は珍しく、実は外見の可愛らしさで選んだワインでもあります。飾っておきたくなるくらいの可愛らしいボトルはプレゼントにも喜ばれそう! 手軽で美味しいドイツ式のお食事&素敵なワイン。遅く帰ってきた日や急な来客にも、おすすめです。

ハンス ヴィルシング
ハンス ヴィルシング シルヴァーナー クーベーアー トロッケン 750ml
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料理研究家/フードコーディネーター/チーズプロフェッショナル/ワインエキスパート
本郷台駅徒歩3分の自宅にて「パン&料理教室 サロンドファリーヌ」を主催。自家製酵母パン、ドイツパンについても研究を深めている。パン屋さんを巡ることがライフワーク。

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