8月のワイン飯レシピは7月に続き、東京都目黒区の住宅街にひっそりと佇む一軒家レストラン「tokiya」さんにお願いしました。
お届けするのはスペインのスパークリングワイン「ペレ・ベントゥーラ カバ・プリメール・ブリュット・レセルバ」。キメ細やかで勢いのある泡が口いっぱいに広がり、スペインの夏の太陽を感じさせてくれるようです。 そんなカバに合わせてご提案いただいたのが、こちらのレシピ。
ガスパチョを食べた瞬間、これは絶対カバだ!カバがほしい!と歓声が上がりました。水茄子がリンゴのような香りと甘みを放ち、メイン食材が鰯であるにも関わらず生臭さを全く感じない、フルーツヨーグルトを食べているような感覚に陥ります。
キウイのガスパチョは炭酸水を使うことでより口中でシュワッとした食感に。ガスパチョ(スープ)がワインの役割を果たして、鰯や水茄子とマリアージュします。
見た目からでは想像のつかない料理かと思います。ぜひ、実際に作って味わってみてください。
材料:2人分
鰯 1匹
水ナス 1個
キウイ 2個
アボカド 1個
レッドグレープフルーツ 1/2個
すりおろし生姜 少々
白ワインビネガー 適量
オリーブオイル 100cc
水(または炭酸水) 100cc
穂紫蘇(または大葉) 少々
作り方
【1】鰯を3枚におろし、強めに塩をふって20分置く。
※鰯は3枚におろした物や刺身用を買ってきても構いません。
【2】水ナスを一口サイズにカットし、塩、白ワインビネガー、オリーブオイル(いずれも分量外)を少量かけて20分マリネする。 ※オリーブオイルは水ナスの表面に膜をつくる程度です。
【3】一口サイズにカットしたキウイ、アボカド、すりおろした生姜、白ワインビネガー、オリーブオイル、水をフードミキサーにかけ、ペーストにする。
【4】20分経ったら鰯をサッと洗い、水分を取って皮を取り除いた後、一口サイズにカットしてナスと一緒に和える。この時、グレープフルーツも一口サイズにほぐして一緒に和える。
【5】皿に【3】を注ぎ、鰯、水ナス、グレープフルーツを乗せて、穂紫蘇の実を盛りつければ完成。 ※穂紫蘇がなければ大葉でも構いません。
いかがでしたか?
「ペレ・ベントゥーラ」が香りといい味わいといいキウイそのものなため、香り・味わい・食感の完璧な協奏曲に仕上がっています。
「このワインにこの料理があって、初めて完成品」と思えるこの一皿。ぜひ一緒にお楽しみいただけますように!
[レシピ提供] 学芸大学 tokiya 食べログ 東京都目黒区、学芸大学駅近くの住宅街にひっそりと佇む一軒家レストラン。フレンチをベースに、季節にあわせた創作料理を提案している。果物を取り入れた美しい料理の数々は、ここでしか出会えない芸術作品のようです。