9月のワイン飯レシピは、家ワインコラムでもいつもおいしいお料理やワインを教えてくださっている、下北沢のカジュアルフレンチレストラン「KITCHEN CLOWN」さんにお願いしました。
今回お届けするのは、家ワインでは意外に珍しい?カリフォルニアワイン「スリー・シーヴズ カリフォルニア ピノ・グリージョ」です。ライムやレモンのような柑橘の香り、青リンゴや白桃のようなピュアな果実味。キレのよいハーブの余韻が全体の印象をタイトにまとめます。
それに合わせてご提案いただいた料理は、真鯛のグレープフルーツマリネ。ワインと合わせて食べるとグレープフルーツの酸味が非常にまろやかになり、まんまるな味のマリアージュが完成します。少し暑さが和らぐ頃、こんなやわらかな食事を楽しめると素敵ですね。
グレープフルーツの皮の処理に少しだけ手間とテクニックが必要ですが、それ以外はとてもシンプルな工程です。ぜひお試しください。
材料:2人分
真鯛(刺身用白身魚) 50g
アンディーブ(チコリ) 1/2個
※手に入らなければお好きなレタスでも可
グレープフルーツ 1/2ヶ
EXヴァージンオリーブオイル 大さじ1/4
レモン汁 小さじ1/2
ディル 1枝
マヨネーズ 大さじ1
塩・こしょう 適量
作り方
【1】グレープフルーツの皮を剥き、実をつぶさないようにくし型に一房ずつ切り、さらにその半分にカットする。うす皮に残った果肉は絞っておく。
【2】グレープフルーツの皮は、白いところが残らないように薄く切り、千切りにしたものを3回茹でこぼして氷水にとり、水気を取っておく。
【3】グレープフルーツの実と果汁、レモン汁、オリーブオイル、塩、こしょうをボウルで合わせ、軽く混ぜる。
【4】真鯛を2mmくらいにスライスして、【3】のボウルに入れ5分程マリネする。その間にディルをみじん切りにし、マヨネーズと混ぜておく。
【5】アンディーブを1枚ずつはがし、5mm幅に切る。軽く塩をふり、混ぜてから、皿に並べる。
【6】【5】に真鯛とグレープフルーツを盛りつけ、残ったマリネ液もまわしかける。上にグレープフルーツの皮と【4】のマヨネーズを散らして、完成。
いかがでしたか? グレープフルーツ+レモン汁で酸味を、マヨネーズ+ディルで青味を足していくことで、真鯛のマリネがワインに寄り添っていきます。
個人的にはあまりワインを冷やし過ぎずに飲むほうが、酸味が和らいでふくよかな味わいになり、秋にぴったりと感じました。グレープフルーツにまろやかさを感じるとは、なかなかできない体験ではないでしょうか。
ぜひ「スリー・シーヴズ カリフォルニア ピノ・グリージョ」に合わせて、味わってみてくださいね!